題名『マグネットパワー(MRI)にひかれた人生!!』
大阪大学医学部付属病院 土`井 司先生からバトンを渡されました。札幌医科大学付属病院の高島弘幸と申します。宜しくお願いします。
私のかけがえのない存在
私とMRIの最初の出会いは、前の職場である小樽協会病院に導入されたPhilips社製Gyroscan T10-NTという1.0T装置でした。
その当時、小樽市内の病院には、MRI装置がほとんど導入されておらず、他施設からの依頼も多かったときです。その時の検査のバラエティの多さから、MRIというものの奥深さ、楽しさを学んでいくことができました。その後、周辺の病院では1.5テスラ装置が導入され、1.0Tでもそれらに負けない画像情報をひきだしたいということで試行錯誤した記憶があります。正直、私のMRIの知識はそのときがピークだったかもしれません。現在は職場を札幌(住居は小樽のままですが)に移し、GE社製1.5Tが2台、3.0Tが1台、Philips 社製1.5Tおよび3.0Tが1台ずつの合計5台のMRIに触れることができる環境です。
実は、私がMRIに最初に関わった時に疑問に思ったのが、教科書によく書かれていたT2強調像を得るためには、長いTR、長いTE、T1強調像を得るためには、短いTR、短いTEでした。TR、TEを変化させて、信号強度がどのように変わるのかを観察しました。これが本当の私のファントム実験のスタートです。毎日のように撮像、ROI計測、エクセル入力を繰り返しました。そのときは、それらの作業をすべて一人で行っており、暇さえあれば、MRのコンソールにむかっていたことから、先輩からは「MRバカ」と呼ばれていました。今となってはいい思い出です。
ファントム撮像そして臨床業務を繰り返していると、良好な画像を得るためには、パラメーターに関する理解が避けられないと考えるようになり、連日のようにファントム撮像をしていました。そして疑問が生じるたびに、いろいろな方にたくさんのことを教えていただきました。MRIは私にとって、人との出会いをたくさん作ってくれたかけがえのない存在です。そのようないろいろな方との出会いを繰り返し、現在は、縁あって整形外科領域の臨床研究を行う傍ら、まだまだ多くの方と出会いを求め、活動中です。
趣味は「食」
実は私は、これといった趣味を持ち合わせておりません。あえて言うなら、食べることでしょうか。ということで、勝手ながら私の故郷、小樽のグルメについて紹介したいと思います。もうすでにご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、小樽市民の生の声と思って読んでいただければ幸いです。
まず、小樽といえば寿司が有名ですが、お金を気にしなければ確かにおいしい寿司は食べられるかもしれません。しかし、そうではないですよね?コストパフォーマンスを考えた場合のおすすめは、「魚一心」という回転寿司屋です。
イオン小樽内にあり、昼食や夕食時間帯には、小樽市民で多少混雑します。それよりももう少し高級な寿司を求める方には「群来膳」がおすすめです。ここは、小樽の寿司屋で星がついている数少ない寿司屋です。行く場合には、予約することをおすすめします。
さて、話を寿司以外に移しましょう。次は、若鳥のからあげで有名な「なると」です。
小樽市街には、「なると本店」「ニューなると」の2店舗がありますが、お店で食べることができるのは、「なると本店」です。おすすめは、若鳥(半身あげ)またはザンギ(北海道ローカル言語らしいですが、鳥のからあげ)です。ついでに寿司も楽しむことができますので、人気があります。
次にラーメン。私のおすすめは、「あっぱれ」「みかん」「初代」です。
ラーメンの激戦区である札幌ほどではないにしろ、小樽でも新しいラーメン屋ができては、消えていきます。そのような中で混雑していることが多いお店です。皆様にはぜひ、すべてを食べ比べていただきたいと思います。
さらに、蕎麦屋ももちろんおすすめです。「一福」「薮半」です。どちらも小樽市民には知られている老舗です。
実は、これらの店をまわるには、公共の交通機関では大変なので、レンタカーが最適かと思います。最近は、NHKドラマ「マッサン」によって余市のニッカウヰスキーに足を運ぶ方も増えてきました。
ニッカウヰスキーからの帰路、余市から小樽へ戻る途中で小腹がすいたら、忍路にあるパン屋さん「エグ・ヴィヴ」がおすすめです。大きいパンから小さいパンまでいろいろとありますが、そのほとんどが焼き上がり後、ただちに売り切れるので、入手が困難な場合が多いです。
おいしい食事の後は、デザート・・・。スイーツのおすすめは、「あまとう」「マリーローランサン」です。「あまとう」はケーキやアイスだけではなく、マロンコロンなどお土産としても喜ばれそうなものがいっぱいです。
ただし、19時で閉店してしまいますので、注意が必要です。「マリーローランサン」は、小樽駅前にあり、コーヒーなどすべてがおいしいです。ここは、20時に閉店してしまいます。これらの時間を過ぎてもどうしてもスイーツがあきらめきれない方は、昭和のレトロ感漂う「喫茶コロンビア」がおすすめです。
ざっと、小樽市内の食べ物屋を紹介いたしました。もちろん他にもたくさんのおいしいお店があります。あとは、皆様自身でご確認いただけると幸いです。
次の人は・・・
次の方は、虎の門病院の福澤圭さん(通称:ふくちゃん)です。彼との最初の出会いは、アメリカでした。私よりも10歳くらい若い上に、しっかりとした考えの持ち主です。私もお酒を飲みながら話していると勉強になることがたくさんあります。経験を積んだり、慣れたりすると忘れてしまいがちな大事なことを思い出させてくれます。現在の若手のホープともいえる存在で、MRIに関連する研究を中心に活動しており、面白いネタをたくさん持っていると思います。よろしくお願いします。
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