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ITEM2018(7) 〜 ZIO soft編
- 2018/4/19
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ZIO softブースに行ってきました。見てきたのは主にZIOSTATION2の新しいアプリケーション群です。まず最初に、MRダイナミック解析です。乳腺MRIのdynamicの例でプレゼンをしてもらいました。先行報告のあるAZEの報告で同様の解析がありましたね。単純にDynamic Curveを一色で描くわけでなく、造影のパターン(急増、平行、漸増)で各々に色が変化し、非常にわかりやすく表示されます。これはルーチンで頻回に使用すると思うので、是非欲しいと思いました。
MR冠動脈解析2がバージョンアップしました。従来のは、左冠動脈起始部をポイントして、右冠動脈起始部をポイントして、次に血管を探す指示を出して、修正して、という作業を行っていましたが、今回のソフトでは、開くと同時に処理をおこなって、画像のように自動で3vesselをVRなどで表示してくれます(かなりの高い精度で血管を抽出できています)。自動化と高精度が両立した大きな進歩です。私がいま使っているソフトはかなりの使い古しですが、この新しいソフトが上手く動作したら、かなり時間短縮になります。是非購入して検証してみたいですね。
腎嚢胞の自動抽出です。Realizeという機能で綺麗に抽出可能です。薬剤の効果判定に使うということでした。腎嚢胞だけでなく、様々な病変、臓器の抽出能力が向上するそうです。
非造影の血管解析のアプリです。これは腹部大動脈瘤ですが、非造影なので、ソフトの抽出性能が悪いと上手く解析できなくなります。しかし今回、選択抽出機能が大きく向上したのでこのようなアプリを開発できたということでした。単純CTでこのようにフォローすることができれば、とても良いですね。
IVRプランニングというソフトを見せてもらいました。造影CTを利用して、この画像のようにIVRのプランニングをおこなうソフトです。ここ(大きな円)がターゲットだとすると、選択すると瞬く間に、自動で血管のルートが抽出します。背景のレイサム画像(透視画像の様な画像)に血管を透して重ねるあたりがポイント、とのことでした。これも利用価値が高いですね。
どんどん新しいアプリが投入されていきます。ZIO softでは、AIを使った技術も応用しているということでした。確実に時代は変わっていくのですね。
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