皆さん、こんにちは。静岡済生会総合病院 山崎敬之です。
ITEM2024に行ってきました。
今年は多くの方が来場されており、活気にあふれていました。
私は、GEブースを取材したので、ご報告します。
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SIGNA Champion
今年のGEブースでは、新しい1.5T MRIが展示されていました。
機種名は「SIGNA Champion」です。
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![](https://mrifan.net/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2343.jpg)
SIGNA championには、AIR technologyが搭載されています。
AIR coil、AIR Recon、AIR Recon DLを使用できます。
![](https://mrifan.net/wp-content/uploads/2024/04/IMG_2342-1024x768.jpg)
ボア径は70cmです。
ボアの上下は50cm確保されているため、患者さんの体位を側臥位にしても、十分な広さがあります。
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SIGNA Championでは、ワイヤレスゲーティングを使用できます。
心電図や脈波、呼吸の情報を無線で送信できます。
有線と比較して、PPGの感度は2倍、呼吸の感度は4倍です。
ワイヤレスゲーティングの感度の高さに驚きます。
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AIR Recon DL
たくさんのAIR Recon DLの画像が展示されていました。
PCモニタの画面を撮影させて頂いたので、少々見づらい部分もあると思いますが、ご紹介いたします。
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AIR Recon DLのメリットは、SNRの向上、分解能の向上です。
ノイズが減り、画像はとても綺麗になります。
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AIR Recon DLは、トランケーションアーチファクトを除去します。
下図のDLなし画像では、椎体部分にしま状のトランケーションアーチファクトがあります。
しかし、DLあり画像では、トランケーションアーチファクトが消えています。
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AIR Recon DLは2Dシーケンスだけでなく、3Dシーケンス、propellerシーケンスにも使用できます。
下図は、3D MPRAGEで撮像された画像です。
![](https://mrifan.net/wp-content/uploads/2024/04/スクリーンショット-2024-04-17-20.36.45.png)
中耳領域にて、propeller DWIにAIR Recon DLを使用することで、アーチファクトのない画像が得られます。
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Sonic DL
心臓Cine撮像に用いることができるSonic DL というアプリケーションが発表されました。
Sonic DLは、k空間に入れる収集データ数を減らして撮像します。そして、k空間の埋まらなかったデータはDeep Learning技術にてデータ補間するアプリケーションです。
Sonic DL factorを最大12倍まで上げることができ、フルサンプリング撮像と比較して最大83%高速化できるようです。
心臓検査は時間がかかる検査のため、嬉しい技術ですね。
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また、不整脈の患者さんや息止め困難な患者さんでも、Sonic DLを使用することで心臓Cine画像を綺麗に撮像できます。
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MRI アップグレードプラン
![](https://mrifan.net/wp-content/uploads/2024/04/スクリーンショット-2024-04-14-18.36.35.png)
全てのGE MRIは、最新の装置にアップグレードできます。
60cmマグネットから70cmワイドボアへのアップグレードにも対応しています(一部機種)。
UPグレードする際、予算やニーズに合わせて、たくさんのラインナップから選択できることは嬉しいですね。
最後に
ITEM2024にてGEブースを取材しました。
AIR Recon DLやSonic DLといったAI技術には、いつも驚かされます。
当院でも早く使ってみたいです。
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