今年もパシフィコ横浜で開催されたITEMに行ってきました。会場周辺のみなとみらいは、昨年同様に春の陽気と少しの肌寒さが混じり合う、この時期らしい雰囲気でした。
心なしか人の入りも多く感じられ、会場全体が熱気に包まれていたように思いました。こういう熱は心地よいものです。
今回、ザイオソフト/アミンブースにお邪魔いたしました。
ご担当いただきましたのはザイオソフトマーケティング部セールスプロモーショングループの元木さんです。お忙しい中ありがとうございました。
今回の展示テーマは「Smart Imaging for Better Workflow and Clinical Value」とのことです。
次世代ワークステーション「Ziostation REVORAS」を中心に、現場の負担をいかに減らし、臨床価値を高めるかという視点が随所に感じられました。
進化する動態解析と自動処理
まず目を引いたのは、独自の動態解析技術「PhyZio/dynamics 2.0」です。高精度なトラッキングによって動きを定量化し、ノイズを低減しながら滑らかな動画を見せてくれます。ボクセルの移動量や速さを捉え緻密な計算によりフェーズ補間された心臓の弁や心筋が、4Dでなめらかに動く様をみせられると圧巻ですね。昨年のレポートでも触れましたが、こうした「計算式による動きの推定」はまさにザイオの強みですね。
また、頭部MRAの自動処理も印象的でした。複雑な血管抽出からVR画像の作成までをシームレスに行えるため、これまでは手間で敬遠しがちだったVRも、日常ルーチンで容易に確認できるようになります。未破裂動脈瘤の立体的な把握など、診断精度の向上に直結する機能だと感じました。
自動処理がもたらすワークフローの改善
今回の取材で特に注目したのが、自動MPR機能です。(Fig.1)
頭部: CTにおいて、眼球や外耳孔を認識し、自動前処理により、ゼロクリックでOM lineに合わせた角度設定と撮影範囲の自動設定が可能です。
胸部・腹部: 肋骨や腸骨をメルクマールとして認識し、肺野や腹部などのMPRの生成を自動化しています。

装置から送られてくるデータの生成が自動化されるのは、忙しい現場には本当にありがたいことです。ワークステーション側でこれを行う強みは「ベンダーフリー」である点にあります。また、施設内での画像クオリティの個人差を最小限に抑えられます。現在はCTがメインとのことですが、MRIへの適応もされたらとても楽になりそうですので、今後の展開に期待したいところです。
さらに、臓器自動抽出も進化していました。(Fig.2)肺葉、頭頸部の骨、そして膵臓までもがワンクリックで抽出可能です。特に膵臓は手動では非常に手間がかかる部位だけに、この自動化は大きな効率化につながるでしょう。

臨床のヒントが詰まった事例集
今回の取材を通じて感じたのは、REVORASがいかに「現場の活用」を重視しているかということです。ブースでは、導入施設での活用事例をまとめた「臨床事例集」が紹介されていました。(Fig.3)

中には、心筋のT1マッピング(Fig.4)やBone-like imagingを利用して腱断裂評価の事例(Fig.5)、MR骨抽出(Fig.6,7)、CTとMRIをfusionさせた術前画像(Fig.8)、さらにはDWIBSのマルチステーション結合(Fig.9)など、自施設のワークステーションを余すことなく使い倒すためのヒントが満載です。






REVORASの活用事例はザイオソフトのウェブサイトでも公開されているので、ぜひ一度覗いてみることをお勧めします。(下部に当該リンクを紹介します。)
滞在時間は限られていましたが、今年も非常に濃い情報収集ができました。ワークステーションが「速さ」と「シンプルさ」を追求することで、我々技師がより高度な解析や診断支援に注力できる未来が見えた気がします。ご対応いただいた皆様、ありがとうございました。来年もまた楽しみにしています。
Ziosoft REVORAS | 事例紹介・レポート
https://www.zio.co.jp/revoras/case_study
※本レポートには、一部開発中の機能に関する内容が含まれています。
※Clinical Caseは掲載予定のものを含みます。HPへ順次掲載予定です。
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