United Imagingに関しては、昨年既報ですが、中国で設立された(すでに)フルラインナップの医療機器製造メーカーです。
今年のブースはさらに大きく、キヤノンの向かいにあり、大きさは2/3程度でした。
新型装置3T 75cmボアの「Omega」
この会社では、BMWのルールに倣って、1.5Tを5で始まる3桁の、また3Tは7で始まる3桁のネーミングをしているのですが、この新型装置にはそのルールから外れて「Omega」という名前が与えられています。オメガというのは、時計メーカーなどの名前でよく聞きますが、ラテンの最後の文字です。AΩ(アルファオメガ)というのは最初と最後を意味していて、聖書などでも「私は最初であり、最後である」といったセンテンスで使われる言葉です。なので、これはそういった意味合いを含んでいるのだと思います。
上に謳われているように、開口径が75cmもあり、CTのように見えます。そして有効最大視野(FOV; Field of View)は60cmもあります。磁場の均一度は0.029ppm/30cmDSV, そしてグラディエントの出力が3.5MWとのことです。ちなみにSlew rateは45mT/m。45mT/mというと大したことがないように思いますが、すごいワイドボアでこの性能が出せるのはすごいですね。下の写真は、石山先生に寝て、また立ってもらった様子です。
GPA (Gradient Power Amplifier)が大出力で高忠実度であることが書かれています。
そのほか、UIのブースには、AIに関する展示もありました。これはリアルタイムで身体の各パーツをカメラ映像から認識するAI。
そのほか、従来のMR790(3T装置)などのハードが展示されていました。
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