RSNA2019レポート 〜 esaote G scan(角度可変MRI)

こちらは、以前からありますが、イタリアのesaote(エサオテ)という会社の角度可変MRIです。

説明をしてくれたイケメンのイタリア人男性。

下の写真の左が仰臥位、右が立位です。L5がS1に対して前方に辷っていることがわかりますね。

こちらの例は、普通のMRIでの経過観察(2015.12→2017.1)。スライドの説明によると、ほとんど変化がないのですが、

右側のタイミングで、仰臥位と立位を比べると、脊柱管狭窄の程度が違うことが分かります。立位だと全然見える世界が違うので、やっぱり、立位は本当に欲しいです。

今年の新しいところでは、自動的に仰臥位と立位における椎体のsegmentationを行い、その違いを表示してくれるアプリケーションです。脊柱管狭窄の程度のグラフもとってもわかりやすいので、これは仕事がしやすくなると思います。 発音はめっちゃイタリア的です。forとかはフォ(ッ)ル、afterはアフテラ、みたいな発音になりま〜す。僕はとても好き (^^)

おまけ

関連があまりないのですが、以前、ライザップに存在していた「Risty」というサービスのことを思い出しました。これは、急激にやせた人が「何を着ていいかわからない*」ので、それを指南してくれるというサービスです。

* 僕のような、いままでLLサイズだった人には、洋服やデザインの選択肢があまり多くないわけなのですが、Mになるとものすごく選択肢が増えて、なにをどうやって買いに行ったら分からない。そのような人のためにいくつかのお店を教えてくれ、またカラーコーディネイトや体型にあった服のデザインなどを教えてくれるサービス。僕にはとても良かったのですが、現在このサービスはなくなってしまい残念。

そのときに担当だった堀田さんが紹介してくれたマウリツィオ・バルダサーリ(最初なかなか覚えられないですね。まうり・つぃお・ばるだ・さーり)というブランドが気にってその後いくつか買ったのです。

esaote社の本拠地は、ジェノバという、イタリアの北西部、ちょっとモナコに近い風光明媚な港湾都市です(ジェノバからは、チンクエ・テッレなんかも比較的近いです)。あそこに住めるのはうらやましい〜。マウリツィオ・バルダサーリ本社は同じイタリア北西部のミラノにあり、そんなに遠くないので、聞いてみたんだけど、知らなかったので寂しかった笑。

 

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tarorin東海大学工学部 医用生体工学科 教授

投稿者プロフィール

MRIの撮像・フィルム焼き・患者導入に従事していた経験を活かし、企・技・医の中間の立ち位置を大切にしています。モットーは研究結果を中立的に判断すること、皆で研究成果を愉しむことです。

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