はじめに
奈良県立医科大学附属病院の山谷 裕哉(やまたに ゆうや)と申します。近畿大学奈良病院の三阪知史さんよりバトンを頂きました。三阪さんとは、日本放射線技術学会第62回近畿支部学術大会の実行委員会で一緒にお仕事をする機会があり、それ以来仲良くさせて頂いております。三阪さんは、スマートという言葉が一番似合う技師だと思います。外見も仕事も全てスマートで私とは対極的な存在です。そのため後輩ではありますが密かに憧れています。
自己紹介
1981年に生まれ、高校卒業までの期間を和歌山県で過ごしました。驚くほど田舎で小中学校はどちらも全校生徒全員で100人前後でした。当時、自宅から一番近いコンビニまで11㎞、駅まで13㎞もあり、身近な公共交通機関は一日何本かの路線バスだけで、車がないと生活出来ないような環境でした。また、高校へは自転車通学で往復24km。部活もやりながら毎日自転車で爆走していた事は、今となっては良い思い出です。
高校卒業後、京都医療技術短期大学(現:京都医療科学大学)に進学し、卒業後は地元には帰らず、奈良県職員として就職しました。最初の配属先は奈良県立奈良病院(現:奈良県総合医療センター)で、3年勤務したのちに転勤となり、現在の奈良医大に勤務しております。
技師以外の私
診療放射線技師以外の仕事としてDMAT隊員としても活動をしております。DMAT隊員は医師、看護師、業務調整員で構成されており、技師である私は業務調整員に当たります。最近、隊員になったばかりですが、まさか救急車を運転させられるとは思わず、最初は焦りました。また、仕事内容が技師の仕事内容とはかけ離れていますので、毎回訓練で戸惑ってばかりです。同じ隊員の方がいらっしゃいましたら是非アドバイスをお願いします。
趣味
海が特に大好きです。見ているだけで落ち着きます。ただ、残念ながら奈良県には海がないので、時間を見つけては青い海を求めて、いろいろな所に出かけています。必然的に釣りやスキューバダイビングなどをするようになりました。また、旅行も大好きで友人達と日本で一番遠い島の小笠原諸島にも行きました。ジンベイザメと泳ぎたくて一人でセブ島のオスロブまで行った事もあります。キレイな海を探し求めているので、おすすめの場所があれば是非皆さん教えてください。
MRIと私
学生時代から「技師になったらMRIをやってみたい」と、ずっと思っていました。大学時代のMRIの講義は全く理解出来ず(先生ごめんなさい)、分からなさすぎてMRIにハマっていった記憶があります。技師一年目の頃、MRI勤務を命じられていない時に当直明けで勝手にMRI室に行き、こっそり操作を覚えていた事を懐かしく思います。初めて覚えた装置は、GE社Signa 5Xという拡散強調画像もパラレルイメージングも撮像出来ない装置でした。操作画面はオレンジ色のプラズマディスプレイのタッチパネル仕様で、マウスなどなく、トラックボールが内蔵されておりました。その後、GE社Signa Excite Twin Speed HD 1.5T → SIEMENS社Impact Expert1.0T → MAGNETOM Symphony Sonata1.5T → Avanto1.5T → Verio3.0T → Spectra3.0T → Skyra3.0Tと使用してきました。
奈良医大に転勤してからは幸運にもその当時、日本放射線技術学会の撮影分科会を牽引していた土`井 司氏が直属の上司であり、MRIの実験に関しては全て指導して頂きました。また、近隣の天理よろづ相談所病院には錦 成郎氏がいらっしゃったので、私がわからない事は、お二人が全て解決してくださいました。お二人のお陰でいろいろな方にお会いすることができ、様々な人とのつながりを与えて頂き、本当に感謝しています。
時が経つのは早いもので技師人生の半分が過ぎ、折返し地点となってしまいました。残りの技師人生でこれから何が出来るかわかりませんが、MRIを通して何か少しでも貢献出来ればと考えています。さて恒例の次のバトンは・・・、と言いたいところですが、まさかのアンカーになってしまいました。バトンを渡せないのは非常に残念ですが、次回から新しいリレー企画が始まるようですので、そちらに期待したいと思います。
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