Whole Body DWIは、みなさんもご存知のごとく盛り上がりを見せております!
!) 欧州ではとうとうDWIによって骨転移の経過観察をするほうが良いというガイドラインがでたこと
2) またMET-RADS-Pと呼ばれる読影評価システムがでたこと
3) 定量化のアプリがでたこと(http://meditools.jp)
などにより今後は一般に普及していくことが考えられます(詳しくは「臨床画像」2017年6月号の吉田宗一郎先生の記事を御覧ください)。
その時に問題となるのが、腸管内容物による残存信号です。DWIBS法は、STIRを用いることにより、もともと腸管信号をかなり抑制する効果があります(↓ 卵巣がんの腹膜播種。CHESS法では、小腸の内容物(A:脂肪抑制T1強調画像)が高信号を示しています(B)。DWIBS法ではこれが消えていて(C)、播種のみが高信号を示しています)
それでもこんなふうに↓邪魔になることが多く認められます。とくに骨盤に重なると、骨転移が分かりにくくなります。一方でまったくキレイで「透き通るようなお腹」の人もいます。
そこで次回の第8回 Body DWI研究会ではこの問題を解決しようと世話人会で考え、腸管の有効な信号抑制法を考えた人に、優勝賞金20万円(1研究)、優秀研究賞5万円(3研究)を設定して広く募集をすることになりました! どんな手段を使っても良いので、まずは、抑制する効果(絶食、食べ物、飲み物、造影剤、あるいは撮像上の工夫)を考えてアイデアを投稿して下さい!!
腸管の信号抑制法、ぜひ、みなさんの工夫をお待ちしております。募集要項についてはは、以下のBody DWI研究会の掲示を御覧ください。
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