横浜栄共済病院の高橋です。Workstation編ということでZIO/AMINブースと長瀬産業ブースにお邪魔しました。今年は当院のZiostation2も更新か?ということで、まずはZIOから紹介します。
①ZIO/AMINブース
マーケティング部セールスプロモーショングループマネジャーの楠本さまに教えていただきました。忙しい土曜日にもかかわらずありがとうございました。
Ziostationは最近は新しいREVORASというプラットホームで展開しています。REVORASに関してはここ数年紹介しているので、ご存知の方も多いかと思います。MRIfan.netということもあり、MRのアプリに関して聞いてみました。
※心筋ストレイン
従来のストレイン解析ではスキャナー側で、tagging CINEを撮像する必要があったのですが、こちらの新しいストレイン解析では、通常皆さんが撮像してるバランスドシーケンスのCINE画像があれば良いということでした。フューチャートラッキングストレイン法と呼ばれるものです。CINEも皆さんおそらく多断面撮像されるかと思います。またPhyZiodynamics(フィジオダイナミクス)の技術を使って画像を補完などするので非常に精度のよいストレイン解析ができるということでした。
※MR骨分離
最近MRIでもBONE LIKE イメージがトレンドになっています。有名どころではフィリップス社のFRACTUREという技術があります。この画像をMR骨分離と呼ばれるアプリケーションで処理を行います。下図右のPOINT2を見てください。骨を選択して(オレンジでマーキング)、対象でない組織を青でマーキングします。そして画像処理を行うと…..
このような腱と骨の3D画像を自動的に作成してくれます。画像表現法「レンブラント」と組み合わせることで今まで見たことのない画像が取得できます。GE社のoZTEo(オズテオ)とか、3D MERGEでこれができるのか?楽しみです。当院も整形外科の院長が来られて整形外科医師が増えたので、これを見せたら、絶対作成するようにと言われそうです。CTと相違してコントラストが良いので腱と骨との分離も良いのかもしれません。
②長瀬産業ブース Pixspace
DWIBSのカラー表示(BD-SCORE)で大変お世話になっている、長瀬産業/Pixspaceブースへ行ってきました。Pixspace社長 阪本さまにいろいろと教えていただきました。乳腺のDWIBS画像(反転画像)で、ピンクはおそらく癌を示しています。このように横軸ADC値、縦軸ピクセルの数で表現しています。ピンクはADCが低い領域をフォーカスしています。ADC低い=癌の領域と捉えて画像処理をします。脇の黄色はリンパ節でしょうか。
全身DWIBSではこのように、半自動でADCカラー表示することが可能です。Mergeした元画像上でもカラー表示できます。ADCカラーマップ表示と出ていますね。
このADCカラーマップでは、脂肪を含む骨髄を反映している可能性があるので、脂肪を含まない画像を赤色髄マップとして表示する機能を新しく追加したとのことでした。ここでは脂肪を含む、含まないなど切り替えることが可能です。実は精度はわかりませんが、赤色髄は拡散強調画像で高信号を示すので、通常の悪性腫瘍と紛らわしい場合があります。少しでも脂肪を含んでいるとその部分が排除されるというアプリケーションです。
富士フイルムブースにも行かせていただいてVincentも見てきたのですが、伊藤編集委員が報告しているのでそちらをご覧になっていただけたらと思います。以上Workstation編でした。
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