第17回SIGNA甲子園2021レポート

今年も熱い戦いが繰り広げられました!

2021年12月18日(日)の15時から、年に一度の最大級のイベント「SIGNA甲子園」が開催されました。筆者である堀は実行委員長兼ファイナリストとして発表をしてきましたので、熱い戦いをレポートしたいと思います。

まずは皆さんが一番気になっている受賞者を発表します。

Doctor’s Award
東京UM 東京都健康長寿医療センター 粂 一矢 様

銅賞
無所属枠 公立甲賀病院 加藤 新 様

銀賞
福井UM 芳珠記念病院 別所 貴仁 様

金賞
神奈川UM 川崎幸病院 中 孝文 様

受賞された皆さま、おめでとうございました!!!

各演題の内容については後ほど詳しくお話ししますので、最後までお付き合いください。

今年は甲子園初の試み、ハイブリッド形式での開催

会場はベルサール神田で行われました。

感染対策のため、最大で80名は入ることができる会場にスタッフ合わせて約40名程度でした。当初ガラガラでさみしい感じになるかと思いきや、さすがハイブリッド!カメラ4台であらゆる角度からの中継を行っていたため、例年通りの緊張感がありました。全国ネットでのWeb参加希望者は400名を超えていました!

いよいよ甲子園開始です!!

おなじみの「プレイボール!」のかけ声で始まりました。自分で言っているので写真が撮れませんでしたが、元気に片手を突き上げました(汗)  モニタの向こうの皆さんも一緒にやってくれていたと信じています・・・・。

間髪入れずに演題発表の始まりです。司会は今年の実行委員を務めてくれました、横浜南共済病院の南広哲さんと、聖隷浜松病院の小出若葉さんです。この写真からはわからないかもしれませんが、南さんはリハーサルからものすごい緊張していました。もしかすると演者の皆さんより緊張していたかもしれません。上手く司会を務めてくれた2人に感謝です。

全演題を紹介したいのですが、9演題全てをお話しすると膨大な量になってしまうので、受賞演題について少し触れたいと思います。

Doctor’s Award

東京UMからエントリーされた粂さんは、「頭部血管壁を意識した欲張りコントラストの実践」というタイトルでのご発表でした。MRAとBPAS用に撮像したFIESTAをフュージョンすることで、血管壁構造を描出しつつ、解離部位や壁在血腫が明瞭に描出されるという内容でした。分解能も高く、病変部を明瞭に描出できていてとても驚きました。

銅賞

無所属枠でエントリーされた加藤さんはなんとMR歴1年!!!驚愕です。末恐ろしい人材です。是非とも今後の活躍に期待したいと思います。また今回の甲子園で2つ目の「初」である無所属枠からのエントリーです。無所属枠からの演題が受賞したことも大変嬉しいことです。今までSigna甲子園にエントリーしないUM所属だったために出場できず、悔しい思いをしていた方もいたのかと思うと、初の試みをした甲斐がありました。この無所属枠、今後の甲子園でも定着するといいですね。

加藤さんの演題は「oSTEo Like Imagingのコツ」ということで、今流行のMR Bone Imagingに関する演題でした。今年は3演題もBone Imagingに関する発表があり、見事、賞を勝ち取っただけあり、素晴らしく綺麗な画像を提供して頂きました。3D TOF SPGRを用いてShortest TEにして撮像し、白黒反転表示することでMR Bone Imageを作成するというテクニックでした。XP画像と比較しても、OPLL(後縦靭帯骨化症)病変部位が一致しており、明日から使えるBone Imagingでした。

銀賞

福井UMからエントリーされた別所さんは「フレッシュT2W CSF Flow Imaging」というタイトルでのエントリーでした。この演題は以前筆者がSIGNA甲子園で発表した内容をブラッシュアップして頂いた内容でしたが、私が考えた方法よりもずっと実用的で綺麗にCSF Flowを表現できていたので本当に驚きました。脳外科が強い病院では相当重宝される撮像方法であること間違いなしです。以前の筆者の演題ではInhance-IFIR(非造影MRA)を用いてFlowを4Dで表現したのですが、別所さんはSSFSEを用いて撮像を行っていました。Multi phaseで撮像し、第三脳室にSatパルスを入れることでCSFの出入りを表現していました。素晴らしいアイデアですね。

金賞

栄えある金賞は、神奈川UM 川崎幸病院 中さんです!ここまでくるとレジェンドですね。何年連続の受賞でしょうか?もはや中さんに勝てる人はいないと思わせるほどの強さです。しかしこのような強敵がいるから燃える人もいます。来年も是非エントリーして頂いて、甲子園を盛り上げて頂きたいです!

中さんの演題は「STIR-SSFSE」でした。王者らしく非常にシンプルなタイトルですね。動きに強いSSFSEですが、FSEシーケンスと同じTI値を設定すると脂肪抑制効果が得られないという現象を見事に打ち破った演題でした。SSFSEなので動きにも強い。息止めで対応出来るので呼吸同期不良の3D MRCPも綺麗に撮れてしまうという最強のシーケンスを提案して頂きました。早速当院でも採用させて頂きます!

これらの授賞式は実行委員の札幌白石記念病院 平田秀喜さんにお願いしました。絶対間違えられない大役ですが、平田さんらしく鉄のハートで落ち着いた受賞発表をしてくれました。盛り上げて頂き、ありがとうございました。

また、これらの受賞演題については、今後個別に詳細な記事をアップロード予定です。お楽しみに!!

興奮冷めやらぬまま記念撮影とDiscussion

いよいよ甲子園も終了です。受賞者の皆さんも実行委員も、GEの皆さまも、興奮冷めやらぬまま記念撮影です。この時もマスク着用、息止めでの撮影でした(笑)

皆さんいい笑顔ですね!

さらに演者と審査員、実行委員だけ残り、別室にて甲子園の振り返りDiscussionを行いました。関根先生からの総括や、各演者の感想、撮り方のコツなどあっという間の1時間Discussionでした。

早くも来年のSIGNA甲子園が待ち遠しくなってしまう実行委員長でした。

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Hori Hiroki

Hori Hiroki森山脳神経センター病院 FUSセンター

投稿者プロフィール

MR guided Focus Ultrasound(FUS)というMRIガイド下で行われる治療に関する研究を特に行っています。
「FUSと言えば堀」、「堀と言えばFUS」と呼ばれる男になれるように日々精進しています。

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