中国のフルラインナップ新興企業United Imaging
今年のRSNAで、ある意味、一番驚いたのがこの、「United Imaging」。
RSNA会場に突如として現れましたが、そのブースの大きさは、既存の大手モダリティメーカーにも匹敵する巨大なものです。
詳しく聞いてみましたが、2010年に中国でローンチされ、2014年に製造開始、そして最近のMRIシェアは、第3位とのこと。
以下のように、Molecular Imagingが3機種、MRIが5機種、CTが4機種、X線が3機種があり、超音波やIVR関連を除けば診断装置としてはほぼフルラインナプの展開をしています。
MRIのポートフォリオ(品揃え)を拡大するとご覧の通り。7で始まるのは3Tで、5で始まるのは1.5T。このネーミングの由来を聞いてみましたが、BMWの7シリーズ、5シリーズを意識したもののようです。末尾二桁の大きさもグレードを示す、BMWのルールに基づいたネーミング、ということですね。本当なら磁場強度を示す3とか1とかで始まっても良いはずですが、それだと高級に聞こえませんからね。
実機はこのようなもので、コイルはSiemensのTIMコイルにそっくりです。
多チャンネルをフィーチャーする説明の仕方もすごく似てるっ。
高精細の画像は、「がんばればチャンピオンデータを取得できちゃう」類いのものではあるけれど、inferiorなものではありません。
PET-CT装置(uEXPLORER)は、すでに藤田保健衛生大学に輸入設置されているんですね。
SAMSUNG
SAMSUNGのほうも覗いてみました。普通のCylindrical MRIは作っていませんでしたが、昨年からこの、四肢用MRIを発表しているようです。
1.5Tで超伝導なんですって。
今どきの横長のディスプレイをフルに使用した操作環境で、Intuitive(直感的)なデザインとなっているとのこと。
AI-baseの軟骨定量化アプリなどが展示されていました。
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