(高原)今週は、金曜日に韓国(ICMRI)で、また土曜日にには品川で講演をします(11/4 14時〜)
Radiology Updateはバイエル薬品株式会社が共催する由緒ある会で、多くの方が来られます。脂の乗ったときに、生涯に一度だけ呼んでいただける類いの会ですが、今回で3回目の登壇をさせていただくことになり、本当に光栄です。
いつもの講演では、撮像理論はあまり触れませんが、今回は「画像診断のプロ」のみなさんが多く集まるので、少しレベルを上げてお話しようと思っています。また逆に、パラメータだけでは診断能を達成できないことも示したいです。
「どうやって画質を保持し、どうやって担い手(技師・医師)の診断能力をあげ、どうやって受診者さんを集め、病院の経営を良くするか」まで考え実践することで、初めて社会的に意味のあるアウトプットになるという包括的アプローチをお伝えできたらと思います。
Radiology Updateでは人生で最後の登板になると思うので、上記に加えて、常識とかガイドラインがいかに脆いものだということをお伝えします。みなさんが画像を見て感じることこそが、真実を含んでいます。
「自分では研究しないでエビデンスを基に解説や評論をすること」、「受け売りの知識で話すこと」より、「画像に 何が示されているか」を感じ取り、撮影(撮像)に関わることの大切さをお伝えできたらと思います。
「患者に優しい画像診断への取り組み」というセッションで採用していただけた扇谷教授には心より御礼を申し上げます。
いろんな機関や病院で意思決定をするのは男性のことが多い現状がありますが、痛みを感じ、「自分ごと」であるのは女性です。今回の講演を聞いてくださる皆さん、特に男性に、中堅の女性がいかに切々と上司に訴えているか、分かっていただき、女性のつらい思いに想いを馳せていただくきっかけになると幸いです。
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