はじめに
静岡済生会総合病院の山崎さんよりご紹介いただき、このたび執筆の機会を頂戴しました。 静岡県静岡市にある静岡市立静岡病院の荻田広大(おぎたこうだい)と申します。 山崎さんとは静岡市の研究会でお世話になっているご縁から、このような貴重なバトンを受け取らせていただきました。
自己紹介
1993年に静岡県裾野市で生まれ、今年で32歳になります。 三重県の鈴鹿医療科学大学を卒業後、静岡市立静岡病院に入職し、今年で11年目になります。 現在はCTとMRIを担当しており、ちょうど3T MRI装置の更新時期を迎え、機器選定に頭を悩ませる日々を送っています。
趣味
趣味は登山とマラソンです。 どちらも社会人になってから始め、夏は登山、冬はマラソンを楽しんでいます。
登山は、幼稚園から高校まで一緒だった友人と「静岡に住んでいるのに富士山に登ったことが一度も無いね」という話になり、実際に登ってみたことがきっかけです。 毎年夏には2、3回さまざまな山へ登っていますが、医療とは異なる分野で働く友人との登山は、心身をリフレッシュできる大切な時間となっています。 目標は、白峰三山(日本第2位の標高を誇る北岳と、第3位の間ノ岳を含む三山)を縦走することです。2泊3日の行程が必要になるため、しっかり計画を立てていつか挑戦したいと思っています。
マラソンを始めたきっかけは、大学時代の実習先でお世話になった先輩技師からの誘いです。実習後も親しくしていただき、就職で静岡市に戻ってきた際にハーフマラソンに誘ってもらいました。昨年の日本磁気共鳴医学会大会(JSMRM)では、早朝に他施設の技師の方々と姫路城周辺をランニングする機会がありました。普段は業務や学術的な話題が中心ですが、このように診療放射線やMRIとは直接関係のないところで交流できるのも大きな魅力だと感じています。

MRIの思い出
MRIには入職3年目で配属されました。当初は各パルスシーケンスの撮像方法や原理が全く分からず、どこから勉強を始めればよいかも分からない状態で撮像を行っていました。しかし、撮像しているシーケンスの原理を理解しないまま業務を進めることが自分の性格上しっくりこなかったため、まずは参考書を読むことから始めました。読めば読むほど「そうなっているのか」と腑に落ちることが多く、1冊読み切る頃には自然と撮像パラメータなどを意識できるようになっていました。
その勢いで磁気共鳴専門技術者の認定資格に挑戦しようと過去問題を開いたのですが、分からない問題があまりに多く、そこからは連日自宅で参考書と向き合う日々が始まりました。ただ、自分にとってMRIの勉強は苦にならず、「次はどんなことが書いてあるのだろう」と小説の続きを読むような感覚で読み進められたのは、性に合っていたからなのだと思います。
最近ではありがたいことに勉強会の役員なども務めさせていただき、他院の方との交流も増えました。当初は勉強会に参加しても周りは知らない方ばかりでしたが、現在では顔見知りの方も増え、情報交換や相談ができる大切な場となっています。
当院では現在MRI装置の更新を控えており、各ベンダーの特徴や撮像技術の違いを学びながら機器選定に携わっています。勉強会を通じて知り合った各施設の技師の皆様のおかげで、どのベンダーの製品についても撮像法や装置の特性を相談できる環境が整っており、大変心強く、ありがたく感じています。
これから
まだまだ勉強中の身ではありますが、今後は学会発表や研究活動にもより積極的に取り組んでいきたいと考えています。学会や勉強会などでお会いした際には、ぜひよろしくお願いいたします。
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