その検査体位は、本当に大丈夫ですか?
近年、条件付きMR対応デバイス植え込み患者さんのMRI検査がかなり普及してきました。
脳や脊椎など多くの患者さんに恩恵をもたらしています。
ですが、今一度デバイスの添付文書を確認しませんか?
条件付きMR対応デバイスの添付文書で許可されている体位は『仰臥位もしくは伏臥位』のみであることが大多数です。
これをきちんと読むと、斜位や側臥位は許可していないと読み解けます。
ワイドボアの装置では悩まなくてもよいかもしれませんが、肩関節や、上肢等検査部位をアイソセンターに持ってくるために斜めの体位が求められる場合があります。
しかしこれは、『仰臥位もしくは伏臥位』から外れることを意味します。
条件付きMR対応デバイスの改善によって、制限が少なくなりつつありますが、依然として体位の制限は残っています。
条件付きMR対応デバイスの添付文書とMRIの撮像条件の両立を図ることが、MRI担当者の責務です。
(oct)
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。