はじめまして、静岡県静岡市にある静岡済生会総合病院の山崎敬之と申します。私は、MRI fan.netの編集委員をしています。今年度は、「RADっていいとも」の担当となりました。私は東海地方の方にバトンを渡していきたいと思っています。
自己紹介
私は高知県出身です。最近は、高知県が舞台のNHK朝ドラマ「あんぱん」にはまっています。2007年に鈴鹿医療科学大学を卒業し、静岡済生会総合病院に入職しました。そして、あっという間に18年が経ちました。2024年から金沢大学大学院に通い始め、日々奮闘しています。
趣味
私の趣味は、キャンプとマラソンです。一見すると、まったく性格の異なる趣味のように思われるかもしれませんが、どちらも私にとっては、自然の中でリフレッシュできる大切な時間です。
キャンプは、静岡県内を中心に楽しんでいます。静岡県には、日本一の山である富士山があります。私は、富士山のふもとにあるキャンプ場によく行きます。富士山が目の前にそびえ立ち、四季折々の表情を見せてくれるその姿は、何度見ても感動します。春は新緑、夏は青空とのコントラスト、秋は紅葉、そして冬には雪をかぶった荘厳な姿。どの季節に訪れても、心が洗われるような感覚になります。日々の喧騒から離れ、焚き火の音を聞きながら過ごす夜は、とても癒される時間だなと感じています。
一方で、マラソンはキャンプとは異なり、少しストイックな趣味です。私は毎年一度、フルマラソンに挑戦しています。完走するためには、数か月前から継続的な練習が欠かせません。平日は短い距離を走り、休日には少し長めの距離を走るなど、地道な努力を積み重ねていきます。フルマラソンの本番では、序盤は気持ちよく走れていても、30kmを過ぎたあたりから徐々に体が重くなり、「ここでやめてしまいたい」と思うことも、しばしばあります。しかし、一歩ずつ進み続け、ゴールのゲートをくぐった瞬間には、言葉にできない達成感があります。「やり遂げた」という実感が、これまでの苦しさを一気に上書きしてくれます。
私とMRI
私がMRIを担当したのは、診療放射線技師として入職して4年が経った頃でした。MRIに配属された時、私はMRIについて何の知識もなく、ただ言われた通りに装置の操作を行い、撮像する毎日でした。そんなある日、インターネットを見ていると、磁気共鳴専門技術者の資格があることを知りました。そこで「MRI業務をやっているし、挑戦してみようかな」と軽い気持ちで挑戦を決意したのを覚えています。いざ、MRIに関する参考書を集めて読み始めましたが、内容は想像以上に難解で、専門用語が並ぶページをめくるたびに睡魔が襲ってきました。それでも、あきらめず参考書を読み続けているうちに、少しずつMRIの世界に興味が湧いてきました。磁場、RFパルス、スピンエコーやグラディエントエコーといった言葉が、以前よりも少しだけ身近に感じられるようになり「なるほど、こういうことだったのか」と腑に落ちる瞬間が増えていきました。その後、磁気共鳴専門技術者を取得しました。ですが、MRIについては、まだまだわからないことだらけです。しかし、だからこそ面白い。探究心が尽きることのないこの世界に、私はすっかり魅了されています。
また、MRIを通じて、多くの方々と出会うことができました。一人ひとりの出会いが、私にとって大切な財産となっています。今では、学会に参加するたびに、全国各地のMRIマニアの皆様と再会し、情報交換や意見交換ができることが何よりの楽しみです。懇親会の席では、お酒を酌み交わしながら、MRIの技術や日々の工夫について熱く語り合うことも多く、そうした時間が自分にとって大きな刺激となっています。
これからも、出会った方々とのご縁を大切にしながら、MRIの世界にどっぷり浸かって、日々を楽しんでいきたいと思います。
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