冠動脈ステントは通常操作モードで!血管ステント入りのMRは注意が必要です!

ステント添付文書抜粋

上記のリンクのPDFは、現在流通している冠動脈ステント、血管用ステントの添付文書を抜粋したものです。このリストのステントはどれもMR conditionalで、条件付きでMR検査可能です。注意が必要なのが、殆どのステントが『通常操作モード』の安全性しか担保していないということです。MR検査をしていると、ついつい第1次水準管理モードにしてしまいますが、冠動脈ステントメーカーは安全を担保していません。検査部位に関係なく、『通常操作モード』で検査しましょう。

stent

上記のPDFに四肢血管用のステントのデータも載せています。

こちらは、もっと注意が必要です。

臍下のMR検査は、1.0w/kgまでしか認めていません。普通のMR装置は、通常操作モードが2.0w/kgまでscanしてしまいますので、SARの予測値を毎回確認する必要があります。

安全管理は、各施設の責任ですが、添付文書は確認するべきと思います。

 

 

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