フィリップスの概略については既報ですが、Advanced MR Technologyについて追加説明を聞いてきました。
Advanced MR
これはリリース済もしくはすぐに来るものです。だいたい皆さんご存知と思いますが、写真とったので羅列します。
(1)DIXON Quant: DIXON法を用いて、脂肪あり・なし画像を取得します。リリーズ済(オプション)。
(2)MR-Elastography: 肝臓の線維化評価に。(FDA未承認)
(3)腫瘍定量解析。リリース済(オプション) = これは、腫瘍の体積変化やADC変化の評価などが行えます。
(6)SWIp (位相解析ができるSWI.石灰化などの評価に)。リリース済(オプション)
(7)TSEのDWI(歪みの少ないDWI)。リリース済。標準搭載
(8)Diffusion-Perfusion Mismatch。FDA未承認
WIP
30年のイノベーションとコラボレーションというなかに、三重大学(Whole-heart coronary MRA)と東海大学(DWIBS)をリストしてくれてうれしかったな。
これからの内容には、なかなか面白いものがいっぱいありましたよ。そして日本で創られたものがたくさなんあって、これもまたうれしいことです。
(1)マルチバンドSENSE: 複数励起など。
(2)Compressed Sensing:これができたらすごい、圧縮センシング。短時間でさつえいできるように。
(3)MR neurography:これは米山さんが考えた、iMSDE(弱いDWIプリパルス)を使用したもの。
(4)Regional ASL:これは BPASを考えた長畑先生の作品。ここにも日本の創意が。
(5)4D Flow :フィリップスのは位相制御がかなり正確で美しく撮れるとのことでした。
(6)Instantaneous Switchable Scanning (インスタントのスキャンスイッチ機能):これは撮影終了時にすぐに別のスキャンができる、スキャンをすぐにスイッチできる、というものだそうで、検査効率が上がるとのことでした。
そのほか、肝臓のT1ρ(線維化評価)とか、Golden Angleを用いた高速スキャンなどが展示されていました。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。