[追記] 2015/12/2 より詳しい話が聞けたので、以下にポイントを記します。
・NExCT7のネーミングについて:「7」がどんな意味なのか興味があったのですが、とくにその数値自体に大きな意味があるのではないようです。7は、比較的上位のもの、という捉え方のようでした。そういえば、BMWとかは、とりあえず7が一番上で、3とか5とかがありますし、8とか9はまだ作れますからね。
・Motion Correctionの精度について:かなり精度が高いようです。ハーフ再構成の両端部分のデータは、180度対向しているわけですが、これを用いると、測定対象がわずかにずれていることを把握可能です。このことをMotion Correctionに応用すると、高い精度が期待できるようで、一気に従来の10倍の精度が得られたとのことでした。実際に画像を拝見させていただきましたが(写真撮影付加)非常にきれいに撮像できていて驚きました。Motion Correctionが高いレベルで成立すると、次は、肺野の構造物をさらに詳細に見るための取り組みができることになりますね。
すでにご存じの方も多いと思いますが、サムスンがRSNA2015で、マルチスライスCTを発表しました。ブースの正面に、大きく展示されています。名前を、NExCT7 (ネクスシーティーセブン)と言います。
筐体はこのような感じ。流行りのアンビエントリングを備えています。色が変化していましたがモックアップモデルのみかも。ガントリを傾けたりは、このショーモデルではできませんでした。
- 128列
- 0.625mm
- 8cm coverage
- 0.25s/rot
です。そして
- Motion Correction機能(心臓)
- Iterative Reconstruction (MBIR; Model Based Iterative Reconstruction)
を搭載しているとのことです。主任開発者はたぶん以前東芝、GEにいらした利府さん。お目にかかったのですが、沢山のお客さんの対応をされており直接インタビューできませんでした。これからのサポート体制などが大変でしょうけれど、とりあえず比較的ハイエンドの機械から出せたというのは大きいのではないでしょうか。MRIfan.netの「カテゴリー」にもSAMSUNGを付け足しました・・・という意味もあります。
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