自己紹介
石森さんからご紹介いただきました蛸井邦宏 (たこい くにひろ)と申します。生まれてこの方同姓同名にあったことがないのが唯一の自慢ですが、ハンコから、パソコンまで、名前の入力や説明がかなり面倒です。 出身は、山形県の海沿いなのですが、内陸部の新庄病院で働いています。地域の中核病院ですがMRは1台しかありませんし、ローテーションもありますから、胃透視や一般撮影をやっている時間の方が長いです。それだけに、MRができる時間は、大事です。
趣味は、日帰り温泉めぐりと、ラーメンの食べ歩きです。おかげで、メタボですので、ダイエットマニアにならなければいけないと感じてます。
趣味と言うレベルには達していませんが、最近ジャズにもはまっています。山中千尋さんや矢野沙織さんをMR室のBGMにしています。
私のMRIへの印象 「面倒くさい」から出発
学生時代に実習先で、MRを見学したりしましたが、『なにこれ?つまらない。時間かかって面倒くさい。』としか思えませんでした。
そんな中で、就職し新庄病院で働き始めました(1994年)。新庄は全国有数の豪雪地帯です。冬になると雪下ろしで落下した脊髄損傷の患者さんが多数運ばれてきます。 そんな関係で『緊急対応のためにMRを覚えなさい。』との上司の命令で勉強を始めました。当時の緊急検査といえば、脊髄損傷くらいしか無い平和な時代でした。
MRって面白い!
その当時の装置は、GE横河メディカルのVECTRA 0.5Tでした。 装置の写真を探したのですが、『OpelのVECTRA』しか見つかりませんでした…。
トラックボールとタッチパネルの装置でしたが、やり始めたら面白くなってきました。一台の装置でいろいろな画像ができるのが不思議で仕方ありませんでした。
当時、世の中は造影MRAやパラレルイメージングが話題で、VECTRAでは手が出せなくてムラムラとしていましたが、幸いにも、Signa Echo Speed 1.5Tに更新してもらえることになりました。
Signaで行えるようになった造影MRAやASSETが楽しくて仕方ありませんでしたが、わからないことだらけでしたので、高原太郎先生、高橋光幸さん、石森文郎さんのホームページは貴重な情報源でした。
丁度、メールやインターネットが一般的になってきた時期でしたので、同じGEユーザーのメーリングリストでお知り合いになった方々と毎日メールでやり取りし教えていただくことばかりでした。 そんな、丁度面白くなってきた時期に、転勤です。しかも全くMRと関係ない保健所でした。
保健所でもMRIの勉強!
当然、保健所ではMRなんてありませんし、エックス線撮影すら殆どなくて、結核関係の事務ばかりでした。
それでもMRを勉強したくて、勉強会には行ってました。『保健所の人が何しに来たの?立ち入り?』などと揶揄されましたが。
そんな中でも、高橋光幸さんが勉強会に参加させてくださったり勉強をさせていただけましたので、保健所の立場でMRの勉強が出来ました。
はじめてのSiemens
なんとか2年で保健所を出ることができましたが、新庄でSignaに触ることは出来ませんでした。
新たな職場は、日本海病院で、MRもSiemensのMAGNETOM symphonyでしたので、一から勉強しなおしでした。
でも、GE時代の勉強は生かせましたし、慈恵医大の北川さんなどの新しいお知り合いが出来たお陰で、Body DWIなどにも対応することが出来ました。
楽しい職場と装置でしたので、ずっと頑張りたかったのですが、またもや新庄に転勤です。
3年間のお付き合いでしたが、MR装置に慣れてくると転勤 という運命みたいです。
また、MR装置が更新
また、新庄で働くようになりましたが、すぐにMR装置更新の話になってしまいました。
初期に慣れ親しんだGEも良かったのですが、色々な事情で、私にとっては幸いな事に、日本海病院で触っていたSiemensの新機種、Avantが入ってくれましたので、すんなり触れています。
新人でMRを触り始めたころは、脊椎と脳の検査がほとんどだったのですが、病院の状況が変化しMR室の検査内容も変わってしまいました。
最近は、下肢が3割、腹部・骨盤部が4割、頭と脊椎で2割といった感じです。
一般的な病院の検査内容とは異なる独特な病院になってしまいましたが、『教科書や論文で出たことは当たり前にできるようにしたい。』と考え、日々検査に取り組んでいます。
次の人は・・
「RADっていいとも」次回の担当は、東京慈恵会医科大学附属第三病院の北川久さんです。
Siemensユーザーになって間もないころに『マグネトム研究会』つながりでお知り合いになり、いろいろ教えていただいてます。
お会いするたびに『この発想は無かった』というテクニックを教えてくださる方です。
北川さん、よろしくお願いします。
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