RADっていいとも　素敵な仲間とのペンリレー (69)　榎卓也

はじめに

加古川中央市民病院の田中さんからバトンを受け取りました、榎卓也と申します。よろしくお願いします。田中さんとは勉強会の世話人会で知り合いました。飲み会の度にMRIの話で盛り上がっています。田中さんと同じく、まさかこのペンリレーに参加できるとは夢にも思っていませんでしたが、このような形で関われることを大変光栄に思います。

自己紹介

私は香川県高松市出身で大学から関西で暮らすようになりました。2004年に大阪大学大学院の修士課程を卒業し、兵庫医科大学病院へ就職しました。40歳になって博士号取得を決意し、岡山大学大学院にて4年がかりで取得することができました。

さて、香川県はご存知のとおり、うどんの県です。実家では、週末の昼は必ずうどんを食べる習慣がありました。近所のうどん屋にボウルを持っていき、うどん玉だけを購入し、自家製のうどん出汁で食べるのが我が家のスタイルでした。いつの間にか、うどんを作る文化が発生し、現在では実家に帰省するたびにうどんを作っています。自分で作るうどんも美味しいですが、当然の如くお店の味の足元にも及びません(笑)。

趣味はハンドボールとスキーです。ハンドボールは中学生から続けており、現在は定期的に襲ってくるぎっくり腰と闘いながら、毎年開催される全日本マスターズハンドボール大会に出場しています。この大会は80歳でも参加できる大会なので、腰が砕けない限り続けたいと思っています。
私は力任せでターンをする下手くそスキーヤーでしたが、個人レッスンでコツを教えてもらったことがきっかけで面白くなりました。1人で練習に行き、ひたすら滑って練習していました。今は娘と一緒に行くことが楽しみです。

Fig.3 盛岡で開催された全日本マスターズハンドボール大会にて（筆者は上段の右から1番目）

MRIについて

大学の卒業論文がMRIに関する内容であったため、もともとMRIに興味はありましたが、足を踏み入れると、知らないことが多すぎてどっぷりとハマってしまいました。現在はルーチン業務でMRIには関わっておりませんが、20年の技師歴を振り返ってみると11年の間MRIに携わることができました。

よくも悪くも、MRIはパラメータひとつで画質が大きく変化します。同じ撮像時間でも画質が全く異なります。MRIを触り始めたころは間違った設定をして、とんでもない画像を出してしまったことを何度も経験しました。あの時の絶望感は忘れることができません・・・。しかし、狙った画質が出てきたときの喜びも格別です。これがMRIの面白さではないかと思います。
また、MRIを通じて様々な学術活動を行うことができました。MRIを深く学ぶことで多くのMRIマニアの方々と知り合うことができました。MRIマニアの方々のMRトークは非常に面白く、圧倒的な熱量によって、話をする度に私のモチベーションを高めていただきました。私もこんな風になりたい！！と思い日々勉強しています。

MRIの世界は深く魅力に満ちています。そして技術進歩のスピードが凄まじく、どんどん新しい撮像法が出てきます。そんな最新技術を理解するのは容易ではありませんが、その技術を用いてこれまで見えなかった世界が見えるようになるのは非常に素晴らしいと思います。最新技術にのまれないように、日々の自己研鑽を重ねたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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