はじめに
徳島市民病院の西山さんよりバトンをいただきました。
松村亮典と申します。
西山さんとは徳島市民病院のMRI装置更新時に当院に見学に来られた際に初めてお会いしました。MRIをはじめ様々なことに熱心な方で、以降は良き相談相手としてお世話になっております。
MRI fan.netはよく拝見しており、悩んだときにヒントを得られる大変ありがたい存在です。
今回、そのサイトの「RADっていいとも」に参加できることを大変光栄に思います。
また、大学時代の同期も以前に執筆しており、その際に嬉しくも刺激を受けたことを覚えています。
自己紹介
2013年に徳島大学を卒業し、現在は徳島県にある社会医療法人川島会川島病院で勤務しています。
当グループは川島病院を中心に6つのサテライト透析室を持ち、徳島県の透析災害基幹病院に指定されるなど、地域の透析医療を担う施設です。
現在の病院は2021年に新築移転しており、それに伴いMRI装置もTOSHIBA社製(現Canon)1.5TからPhilips社製1.5Tへ更新されました。
趣味はソフトテニスと水族館巡りです。
ソフトテニスは中学から大学まで10年続け、大学4年では中国四国医科学生ソフトテニス大会で優勝した経験もあります(ペアのおかげでしたが笑)。そのペアも放射線技師で、磁気共鳴専門技術者試験を受験する予定だそうです。
水族館では大水槽の前で過ごす時間が好きで、つい長時間見入ってしまいます。今は地道に全国を巡っており、全国制覇が目標です。
MRIの思い出
MRI室に配属された当初はパラメーター???という感じで、何をどう変更すれば良いのか全く分かりませんでした。
学生時代から特別MRIが好きだったわけではない自分が、ここまでMRIに夢中になるきっかけとなったのは「画論」の存在です。
画論との最初の出会いは、先輩技師が本戦へ出場する際に同行させていただいた時でした。臨床での有用性を示しながら創意工夫を競い合う場があることに衝撃を受け、小さな工夫でも、全く新しいコントラストや意義を生み出せるMRIの面白さを知るきっかけとなりました。
その後、自分もあの場に立ちたいと思い挑戦し、予選落ちを経験しながらも28th画論本戦へ出場することができました。残念ながらコロナ禍の影響でWEB開催となりましたが、貴重な経験になったと思います。
磁気共鳴専門技術者試験とこれから
とはいえ基礎的な部分をしっかり理解できていたわけではなく、特に知識不足を痛感させられたのはMRI装置更新時の立ち上げのタイミングでした。アプリケーション担当者とルーチンを作成していく中で、分からないことも多く悔しいやら情けないやら。
そのころから漠然と磁気共鳴専門技術者試験を受けようと考えていましたが、なかなか受験するまでのハードルも高く、ようやく第19回試験を受験し合格することができました。
専門技術者となり、次は学会発表だ!と考え、お恥ずかしながらつい先日に初学会発表(CSFRT2024)を終えたところです。
MRIは本当に奥が深いですが、ようやくスタートラインに立てた気持ちです。
今年の千葉で開催されたJSMRM2024でも、専門技術者合格がきっかけで旧友とMRI談義をする機会が訪れたり、お互いの知り合いと交流することができたりと楽しいことが増えています。
今後もMRI好きな皆さんと少しずつでも交流の輪を広げていけたらと思っていますので、学会等でお会いした際は気軽にお声掛けいただければ幸いです。
ライター紹介
MRIの中でも特に非造影MRAが大好きです。
パラメーターを調整し、臨床で有用な画像が得られた時が最高に楽しい瞬間です。
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