RSNA2014 その3 100年を記念したプレジデント・アドレス

いよいよ始まりました、RSNA2014。今年は100周年を記念したPresident Adressがありました。
まず、朝8:30から超満員。天井に見えるところは2階席で、そこも満員。こういった状況はISMRMでも感じますが、すごいです。
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RSNAのプレジデントは、ミシガン大学のDunnick(ダニック)教授。
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冒頭に、優秀教育賞、次に優秀研究賞が贈られます。かならず「教育」→「研究」の順番なんですね。これは脚光を浴びやすい研究よりも、研究の素地を作り出してくれる教育に対してこういった機会に感謝するという、一般的な考え方によるものです。今回は、ウッドワード先生というソルトレイクシティーの婦人科画像診断の先生が受賞されていました。1分間の短いスピーチをしますが、その中で、3つの、重視しているポイントを挙げられていました。 第1に、常に研修医に最良・最高の教育を施せる環境を模索していること、第2に、新しい診断・治療技術を知るように勉強を怠らないようにしていること、そして第3に、「Fun」であること、です。最後のが、なかなか意外で、笑いがでていましたが、やっぱり仕事は「面白い」からするんですもんね。先生がしかめっ面してたら、皆、やりたくなくなります。我が意を得たり、さすが教育賞の先生!そうでなくちゃと思いました。

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それで、プレジデントの話は、かなり豊富だったのですが、かいつまんでいくつかをお伝えしますと、まずこれからの放射線科は、「研究と発展」と共に「患者中心のケア」を考えていくことにある、と述べられていました。
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そのほか、個人個人に適合させた医学(Personalized Medicine)の重要性や、これからの新時代で重要となる6つのことなどを話されていました。
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また、Value over Volume と言うキーワードを言っていました(たしか)。たぶん、「患者さんが受け取る利益」が「行う医療行為の量」を十分上回ることを目標にしていると言う意味だと思います(医療はお金がかかるので)。
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それにしても、Dunnick先生は非常に頭脳明晰な方のようで、まったく原稿なしで、このような調子で(ゆっくりと、はっきり、「えー」なし、完璧な接続詞でつなぐ)話してくださいました。これは日本人がプレゼンをするときのひとつのお手本になると思います(もちろんプレゼンには抑揚があるほうがいいのですが、基本の速度、練達度はこの動画のレベルであることが理想だと思います)。1:13のところから、1915年に始まったRSNAについて再度触れているので、興味のある方はぜひ見て下さい。ヒアリングの練習にもなると思います。

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tarorin

tarorin東海大学工学部 医用生体工学科 教授

投稿者プロフィール

MRIの撮像・フィルム焼き・患者導入に従事していた経験を活かし、企・技・医の中間の立ち位置を大切にしています。モットーは研究結果を中立的に判断すること、皆で研究成果を愉しむことです。

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