Philipsは、終了間際の20分ぐらいしか見れなかったので、まずはアウトラインです。
In-bore Experience
今回は、「ボアの中での経験(In-bore Experience)」というキャッチフレーズで、Patient Comfortに関するSolutionが発表されていました。
ひとつめは、Immersive visual experience (Immersiveは「熱中できる」という意)で、鏡を使って、壁に投影された映像をスキャン中に楽しむというもの。
ふたつめは、Attentive patient guidance(Attentiveは「注意深い」という意)で、「テーブルが動きますよ」といったアナウンスが程よいボリュームで流れるもの。
みっつめは、ComforTone(コンフォトーン)といって、撮影音のリダクションです。
実際に入ってみた
とりあえず経験しないとわからないので、入ってみました。これは入るときの光景。ヘッドコイルつけたのですが、ギリギリiPhoneで撮影するスペースがありました。
↓で、これが中に入ったときの光景です。上を向いて撮影をしていますが、鏡があるので、壁に投影されている映像が見えます。ヘッドフォンをしていたので、音は記録できませんでしたが、ComforToneがONになると、かなり静かめになるので、これならたしかにコンテンツを楽しむことはできそう。
↓ヘッドコイルには、こんなふうに大きめの鏡が付いています。
ガントリの向こう側の壁には、映像が投影されていて、、
壁の投影画像は、ごらんのように、鏡でみたときに正視できるように、逆さまになっているのですね。
ComforTone
コンフォトーンは、GEのSilentなどと比べるとNR性能が良くないのですが、特筆すべきことは、位置決め画像を含むすべての撮影法に有効だということだそうです。説明では、静かなシークエンスと、Noisyなシークエンスが混在していると、あまり良くないが、全体として静かになっているのが良い点だ、ということでした。説明はなるほど、ってかんじです。
2つのMajor Software Update
今回は、2つのMajor Software Updateがあるようです。ひとつがFat-free imagingで、もうひとつがDistortion-free imagingです。
Fat-free imaging
DIXON XDという製品名のようです。
Philipsでは、2 point 7 peak を使えるので、より高精度の脂肪抑制ができる、ということでした。
http://youtu.be/syrZjqzGRFo
↓このように、従来はFFEがほとんど使えなかったのですが、今回はすべての領域にTSEもFFEもDIXON XDが使えるとのことです。これにより心臓領域や、上腹部の高速スキャンにも対応。
↓ 左が旧来のシークエンスリスト、右が新しいもの。ご覧のように、T2、T1でそれぞれ4分を削ることができます。
Distortion-free imaging
O-MARと呼ばれているようです。
こちらも動画で効果をご覧ください。
http://youtu.be/z8iHALkZGMA
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