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RSNA2014 その20 HITACHI MR
- 2014/12/4
- 学会報告, 富士フイルム(旧日立)
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日立のMRIは、新製品はないのですが、Evolution 5.0と呼ばれている新しいソフトウエア群について聞いてきました。
主力製品はOASIS 1.2Tと、OVAL 1.5T (ECHELON) と、OVAL 3T (TRILLIUM)です。日立はCTもそうだけど、ネーミングがいいと思います。もっと有名になるといいなぁ (^^)
楕円開口ガントリ
それで、オーバルに関しては、横長だから大きな人も入れるというのはみなさんご存知と思いますが、いろいろ工夫しているということだったので、そちらを先に紹介します。まずこれね、ガントリの開口径(横)が74cmもあるんですね。
そして、寝台に至っては、なんと63cmもあります。これはぶっちぎりで広いです。手を横にして置いてもこれなら広々なはずです。
このように大きな開口径なので、均一にRFを照射するために、3Tのほうは4ch 4portの送信システムを持っています。また、1.5Tにも、2ch 2portの設計をしているんですね。これは◯ですね。
Evolution 5.0
Evolution 5.0は、こんなふうに沢山のアプリが開発されているようです。
これはDKIで、それなりの画質の画像が10分以下で得られるようです。
これは、RADER(PROPELLERのようなものですが、BLADEではなくて、ラインでスキャンできるので、single TEとか、GREにも使えるポテンシャルがある)を、GREに対応させたもの。この結果TOF-MRAがRADERでできるという面白い内容。
これは、K-RAPIDと呼ばれる、GRAPPAタイプのスキャン。SENSE アーチファクトのような、画像中央に現れるアーチファクトがでないことが示されています。
あと、iterative reconstructionのMRAがでていて、これはきれいでした。このぐらい画像が良くなれば、効果は大きいですね。
(上の段の画像を演算すると、下の画像が得られる。「IR-RAPID」の「IR」は iterative reconstructionを示していると思われます。
以上日立MRIでした。