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ITEM2018(4) ~ 日立製作所編
- 2018/4/15
- モダリティ, 学会報告, 富士フイルム(旧日立)
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日立製作所ブースにようこそ!
MRIfan読者の皆様、こんにちは。石森@聖麗メモリアル病院です。私のこれまでのITEM報告では、ずっとGEブースをご紹介してましたが、今回は日立製作所を担当させて頂くことになりました。かつて私は日立メディコ社製のMR装置(MRP7000ADとMRP20)ユーザーであった事や、何よりも私の場合は自宅や職場の住所が茨城県日立市(日立製作所発祥の地)であり、日立製作所とは深い深い縁があります。私が住む日立市には、日立製作所やその事業所、関連企業が多数あり、日立市民の6割くらいは日立製作所やグループ企業の社員と家族と言われてます。どうでも良い話ですが、地元の人は日立製作所の事を「ニッセイ」と呼びます(漢字で書くと「日製水戸工場」のような用例ですね)。そのため、日立市で一番大きい医療機関「日立総合病院(日立製作所の病院)」の事は「日製病院」で通じます(本当にどうでも良い話ですね)。
余談はさておき、ITEM展示のありました、日立製作所のMR装置についてレポートさせて頂きます。モックアップ展示があったのは”OVAL TRILLIUM”(3.0T)と”ECHELON Smart”(1.5T)の2機種です。では主に”OVAL TRILLIUM”のご紹介を。
※画像の本ページ掲載につきましては、日立製作所様より特別に許可を頂いております。
OVAL TRILLIUM(3.0T)
広島大学病院・神岡さんの記事でも紹介されてました”OVAL TRILLIUM”からご紹介します。外観はこのような感じで、3T装置とは思えないコンパクトなガントリです。評判の楕円形ボア、近くに寄って見てみるとやはり広い!横幅74センチも確かにワイドサイズですけど、縦幅も65センチとけっこう広いです。このボアを製作するに当たって技術的に最大の壁となったのは、ガントリ内のコイルをいかに問題なく楕円形にするかという事。横に広い楕円にするとコイルの左右方向に熱が集中してしまうという問題があったそうで、日立製作所の技術によって見事解決、製品化に至ったわけです。なんでも核融合炉製作に関する技術が関係してるそうで(すごいスケールの大きなお話!)。
※一部”ECHELON Smart”の画像も含まれてます、ご了承ください。

頭頂側に穴が開けられてます。これは何のための穴かというと、光トポグラフィやfMRIの視覚モニタなどに使う機器用のケーブルを通すためのものだそうです。こういう細かいこだわりが「日本人的」で非常に良いと思います。
臨床画像あれこれ

3Tで体幹部を撮影する際に問題となるRF不均一は、4ch-4portの独立制御RF照射技術で解消されます。このRFシミング、自動的に(しかもたったの3秒で!)行われます。このシミング技術のスゴさを以下の画像でご確認ください。

MRCP画像ですが、膵管が膵尾部の方までクッキリきれいに見えます。こんなきれいなMRCP、初めて見ました!拡大するともっと細かいところまで。こちらはiPhoneでの撮影画像ですが、モニタで見ると驚異的に鮮明です。この記事を4/15に読めた方、ぜひ日立製作所ブースに行ってみてください。
おわりに
今年のITEM、私は土曜日(4/14)のみ参加でしたが、9:30の開場直後よりどのブースも満員状態なのにびっくりしました(盛況な事は何よりです)。会場からの帰り道、桜木町駅前でカップヌードルが手を振っていたので、記念撮影させて頂きました。近くにカップヌードルミュージアムあるからですね。良い記念になりました(笑)
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