2016年、今年もITEMが始まりました。
4/15(木)9時50分。ITEM会場入り口にはすでに長蛇の列ができていました!
入場とともに目指すは渦中の東芝メディカルシステムズ。みなさんもご存知の通り、新たなSTARTをきってのITEM参戦。どうなったのか気になっていましたが、昨年と同じ場所に同じ規模でブースはありました!ひとまずは安心です。今後、どうなるかも気になるところですが、まずは今年の出展内容を見ていきたいと思います。
ブースについたら・・・
どこのブースもそうですが、話を聞きたくても混み合っていて誰に声をかけていいか困ってしまうことってありませんか?そんな時はまず受付に行きます。自分の施設に来ている担当の方を呼んでもらうか、またはMRIの話が聞きたい旨を伝えます。遠慮しないで大丈夫です。受付の方はほとんどが女性の方で優しく対応してくださります。
展示されている東芝MRI
3T-MRIと1.5T-MRIが置いてあります。サイズ、デザインなど大きな変わりはないです。
上図は3Tを正面から見た写真ですが、ガントリーの奥のほうが、青く光っています。なかをのぞいてみると、映像が流れていました!
寝台に寝かせてはもらえませんでしたが、寝ている視界には写真のような映像が流れています。高原先生がRSNAのご報告をされていたものと同じです。外側から見てもこういった映像技術はさすがだと思えるクオリティだと思います。まだ薬事未承認ですが早い実用化を期待します!
次は1.5Tです。下の写真のように装置おの下にはREDカーペットのようなものが敷いてあります。これは省スペースに導入ができるELANの、実際の必要最小限のスペースとのことです。この場に立ってみると、こんな狭いスペースに導入できるのか!と驚きです。
アプリケーション
東芝の代名詞といっても過言ではない心臓検査のアシスト機能”Caldio Line”。さらに進化を遂げていました。自動的に心臓の位置や向きを察知し、基本6断面を一度の息止め撮像で自動に行ってくれる機能ですが、さらに、ShimingやMAPなども全自動的に検査を行ってくれる SURE VOI。14断面をあっという間に撮像。操作時間が飛躍的に短縮するため、総検査時間も大幅に軽減することができるとのことです。
そして、computed DWI。コンソール上で作成できます。任意のb値で撮像した拡散強調画像を、b=2000や3000の画像に作成できるソフトですが下図左の写真にあるボタンを押すと右の写真のようにポップアップで設定画面が出てきて数値を変えるだけで、あっという間に作成されます。そのまま電子カルテに送信できるのでとても簡便で使い勝手が良いと感じました。
UTE(ultra short TE)もクオリティの高い画像を提供してくれます。下図左は、TE=0.096msにおける肺野の撮像ですが、CTにも劣らない形態情報を提供してくれます。また、整形分野、さらには頭部等にも応用していくとのことで、今後に期待できるシーケンスです。
Vitrea Workstation。
従来CT用とされていましたが、海外(Olea社)のMRI画像解析ソフトを加えることにより、東芝製Work Stationとして新たにデビューしました。下の写真に掲げてある60の項目について対応しているそうです。
一部だけ見てきましたが、頭部領域においてDWI/PWIミスマッチの画像を自動で作成できたり、
Permeabilityも正確な漏出補正で自動描出できるとのことでした。また、IVIMも可能と、MRIに関する画像処理機能がかなり充実しているようです。
今後は・・・
いちユーザーのわたくしから見ても、進化著しい東芝メディカルシステムズのMRI装置。
今回の展示内容を見ても、まだまだ使ってみたいと思えるものが多く感じました。
しかし、ユーザーでなくても、今後の動向が大変気になるところです。
実際のところを、聞いてみました。
今後も、今までと変わらず、またはそれ以上の開発と、ユーザーサポートを行っていくので、安心してください!とのことでした。
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