ITEMレポート2026~キヤノン編~

今年の会場も大変な熱気でした。土曜日のお昼時のため皆様ITEM会場に押し寄せていました。今年のキヤノンブースはCTの周辺に人だかりができていましたが、それはさておきMRIの話題を見てきました。

キヤノンの最上位機種といえば VantageCenturian Precious Edition

そして、SoftwareはVersion12となりました。今回は撮像時間と高精細の両立と、体動アーチファクトの低減とDWIの画質UPが組み込まれています。

超解像画像再構成技術 PIQE(Precise IQ Engine)

これはAIをもちいて画像解像度を撮像時間の延長をすることなく高精細画像を得る技術です。高解像度画像を得るためには、分解能を高くし画質を保つため撮像時間が長くなります。しかし、PIQEはAI技術により画像解像度を3倍にして再構成することが可能です。
FSEで骨盤部を高精細に撮像すると時間がかかり、体動のアーチファクトも影響し、画質は劣化します。動きに影響されないようにシングルショットで撮像しますが、画質は向上しません。そこで、PIQEを適用すると時間をかけて撮像したようなきれいな画像が取得できるということなのです。

このPIQEはどの撮像シーケンスにも適用することが可能です。
今までと同じ撮像条件で得た画像が、高画質になるなんてすごい時代になりました。

自然呼吸下・肝ダイナミックMRI

ついに自由呼吸下で経時的変化をとらえられるようにもなりました。

FEシーケンスであるQuickstarとDeepLearningの活用することで息止めすることが困難事例に対し、自由呼吸下で高画質な画像が提供できます。非同期非造影を目指している私としては早く使用してみたいと思える内容でした。

拡散強調画像における新しい再構成技術Complex Signal Average DWI

DWIで高画質にしようと分解能を高く設定した時、頭を悩ませるのがノイズです。

画像のようにノイズに埋もれていた部分がDeepLearningを活用することでDWI
特有のノイズまでも低減してくれるようになりました。

これにより、今まで隠れていたものが見えるようになってくることが期待できます。

拡散強調画像における動き由来の信号低下を低減Adaptive Average DWI

腹部のDWIを撮像すると肝左葉付近は信号低下をきたすことが多く、息止めや同期法などあの手この手で画質改善を行っていましたが、これは再構成として行ってくれるということです。

これは膵臓です。信号を均一に画像化してくれるので非常に有用性があります。

CMUAM(Canon MR Users Advance Meeting)

キヤノンの全国ユーザの代表会があります。開発の方々とともに様々な話し合いをし、ユーザー目線でのより良い製品ができることを期待し、活動をしています。ユーザーの声を、装置に反映させていきましょう!キヤノンの担当者にお問い合わせください!

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