第4回 MRIfan.net Web講演会 – 開催報告およびQ&A集, アンケート結果

2025年11月26日、『第4回 MRI fan.net Web講演会』が開催され、199名の方にご参加いただきました!MRI fan.netに掲載されている記事について、皆さまと多くの学びを共有できたこと、心より感謝申し上げます。


講演1を務めていただいた松下 利先生からは、0.55T装置でのT1緩和時間、T2*緩和時間、RFパルスの浸透性について1.5T装置、3.0T装置との画像比較を踏まえた内容をご講演いただきました。T2WIの短いTRで0.55T装置の方が1.5T装置や3.0T装置よりもコントラストが悪い理由については、総会で発表予定とのことでしたので、引き続き松下先生からの情報発信が楽しみです。

講演2を務めていただいた青池 拓哉先生からは、ASLの基礎から各社装置のASLの特性について、ラベルの左右の傾きによる影響や前後の傾きによる影響などASLのラベルに拘った内容をご講演いただきました。また、討論でも非常に質問が多く、ASLへの関心が高いと感じました。

講演3を務めていただいた佐田 貴之先生からは、急性期脳梗塞に特化したDWIとFLAIR同時撮像の内容をご講演いただきました。DWIとFLAIR同時撮像に至るまでの経緯からCSFの消え残りに関する対策、DWIとFLAIR-DWIにおける造影後の画像の比較など、メリットのみではなくデメリットについても詳しく解説いただきました。興味深い内容で自施設でも試してみたいと感じた方も多いのではないかと感じました。

 講演会中に数多くのご質問をいただきましたが、お時間の都合上全てにお答えすることができませんでした。Q &Aに記載いただいた質問に対しての回答まとめた資料をご用意させていただきましたので、内容をご確認いただき、さらに知識を深めていただけたらと思います。
 また、今回の講演会では多くの方々からアンケート回答のご協力をいただきました。集計結果を資料としてまとめましたので、こちらについてもご確認いただけますと幸いです。

 次回以降も皆様に学びのある講演会をお届けできるよう、編集委員一同頑張ります!どうぞご期待ください!
 次回の講演会でまたお会いできることを、楽しみにしております。

※スマホでご覧の方々は、資料をダウンロードしていただくと閲覧可能になります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Taiki Akiba昭和大学藤が丘病院 放射線技術部

投稿者プロフィール

昭和大学藤が丘病院の秋葉 泰紀(あきば たいき)と申します。MRI歴は8年目になります。
MRIは難しいとの固定概念があり苦手でしたが、綺麗な画像を撮像できた時の感動が忘れられず、今ではMRIが楽しいと日々感じております。学会や勉強会の際には、気軽にお声かけいただけましたら幸いです。よろしくお願い致します。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

MRIfan.netからのメルマガを受け取る!

※以下ドメインメールアドレスはプロバイダのフィルタが厳しく、到達率が低下しております。
確実なメール受信の為に、GmailもしくはYahooアドレスでの登録を推奨しております。

@icloud.com @me.com @mac.com @hotmail.com

*メールアドレス
*お名前(姓)
*種別

おすすめ記事

  1. <新企画>「撮像のワンポイントアドバイス」 ★~★★★までの難易度を設定し、MRIにおける基…
  2. はじめに 大分大学医学部附属病院の岩尾佳幸です。自由呼吸、非同期、非造影にて血管の撮像を行う…
  3. 兵庫県立がんセンターの重永です。今回は私が考案した圧倒的な時短を実現したシリコンイメージングについ…
  4. DWIBSの撮像プロトコールについて、どこにあるかわかりにくいので、このページにまとめてリンクを記載…
  5. MRI装置は各メーカーごと独自の手法により様々な画像を描出することができますね。 非造影が得意な装…

プレスリリース

登録されているプレスリリースはございません。

Facebookもチェック!

話題をチェック!

  1. 2019-1-12

    ペースメーカ本体(ジェネレーター)の型番だけで、MRIの安全性を判断しないでください!!

    心臓ペースメーカの構造って? 一口に心臓ペースメーカといっても、下図に示すようにペースメーカ本体(…

年別アーカイブ

ページ上部へ戻る