冥王星のFlip角は118°

みなさん、MRIとはぜんぜん関係ありませんが、いま、「New Horizons」という名前のNASAの探査機が冥王星に向かっていて、7月14日に、10年の旅の末、冥王星に到着します。

これからは距離がどんどん近くなり、超精細な画像が得られますが、7月3日の画像でも、今まで見られなかった精細なイメージが得られています。

スクリーンショット 2015-07-07 23.57.18

今日のNASAのサイトでは、これを平面に展開したイメージが表示されていました。
スクリーンショット 2015-07-08 11.39.47

この画像は、赤道を含む北半球が写っており、南半球の大部分は写っていません。冥王星の自転軸が118度傾いていて、南半球には光が当たっていないからなんです。フィリップスのMRIで使うSPIRパルスのときのスピンの倒れ方に似ていますね!こんなに倒れてしまうと、南半球はずーっとずーっと夜です。冥王星の公転周期は248年なので、その半分の100年以上は光があたらないんですね。そのつぎの100年はこんどは北極にまったく光が当たらなくなります。寒そう・・・。

スクリーンショット 2015-07-08 11.47.45
ちなみに、画像の解説として、以下のようなことが書かれていました。(画像を再掲します)
スクリーンショット 2015-07-08 11.39.47

「赤道付近に横たわる(画像左側)細長い暗い領域は、非公式に「鯨」と呼ばれています。長さ3000キロぐらいです。「頭部」の右側は冥王星で最も明るい領域で、長さ1600キロ、これは凍りついた固体のメタン・窒素・一酸化炭素の「霜」を見ているものと考えられています。その右側には、興味深い4つの暗い領域があります。

「鯨」の尾の部分の上には、目玉のような構造物が見えます。これは、太陽系の至る所にみられるクレーターのようにも見えますが、科学者は、あと数日で得られる詳細な画像を見るまで、どんなものなのかを断定せず、楽しみに待っているようです。」

再接近後もすごい

なお、最接近後、冥王星の影と衛星カロンの影を意図的に通過するコースを辿ります。

スクリーンショット 2015-07-07 23.59.27冥王星には僅かな大気があることが分かっており、これを下の写真のようにして、太陽を背にして見ることができるからです。すごい写真が得られそうですね。

スクリーンショット 2015-07-08 0.00.22

あと6日後に迫った再接近が楽しみです!

 

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tarorin

tarorin東海大学工学部 医用生体工学科 教授

投稿者プロフィール

MRIの撮像・フィルム焼き・患者導入に従事していた経験を活かし、企・技・医の中間の立ち位置を大切にしています。モットーは研究結果を中立的に判断すること、皆で研究成果を愉しむことです。

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