2016年ITEM-フィリップスヘルスケア(MRI)

DSC02468
フィリップスヘルスケアブースに行ってきました。担当していただいたのは中村理宣さん(向かって右)でした。ありがとうございました。真ん中筆者です。左は東北大学病院の伊藤大輔さんです。
DSC02423
今年はこの3つのお話を聞きました。なかなか聞き応えがあり、素晴らしい内容でした。まずはこちら、これが一番凄い内容です。皆さん目から鱗だと思います。フィリップスがやってくれましたという感じです。それでは早速。
DSC02425

ScanWise Inplant 安全な検査のアシスタントインターフェイスができました。正直これ凄く驚きました。スライド右は、ある条件付きMRI対応デバイスの添付文章です。空間勾配やSARの制限が書かれています。

DSC02426
オペレータコンソールに情報を入力していくインターフェイスです、操作モードも直接変更可能になっています。妊娠や体内インプラントの有無も入力します。
DSC02427
添付文章の制限値を入力していきます。空間勾配や最大傾斜磁場強度の制限を入力します。

DSC02428
SARもしくはB1+rmsの変更が可能なのと、上限制限値が入力可能です。ここも入力になります。

DSC02429
撮像条件を入力すると、これから使用するExam Cardの撮影パラメータが制限値に合わせて自動で変化してくれるものです。これは素晴らしいとしか言いようがないですね。自動で変化してくれるというのが今までできていなかった。そこが凄いです。

DSC02431
空間勾配の注意喚起も画面に出てきます。この赤のところが空間勾配が大きいところです。

DSC02432
その撮像条件で撮影された腰椎の画像です。特に問題なく、安心安全に検査ができるわけです。フィリップスに拍手です。

DSC02433

DSC02435

DSC02436
上記3枚の画像で強調したいのはスピードです。フィリップスは撮像プロトコールもこのように組んで広げようとしています。そのように理解しました。超高速で撮影できますね。

DSC02439
昨年デモで展示のあったIn-bore experienceですが、エビデンスも出てきました。グラフのように再撮影率は低くなったということでした。確かにそういう効果はありますよね。検査室内が一変するわけですから。

DSC02438
患者から見て、このように息止め時間も感覚的にわかるようになりました。

DSC02440
国内のお客様と共同開発したアプリケーション 3D-CINEMA, iMSDE, 3D-SHINKEI 3D-CINEMAは説明くださった中村さんが大きく開発に関与しています。凄いことです。

DSC02443
3D-CINEMAは非造影MRDSAです。一言で言えば、造影剤使わないで、血行動態が観察できます。当院の脳外科にも見せてあげたいです。一方でGE社のように定量画像(灌流画像)を取得できると良いと思いました。

DSC02446
3D-Brain VIEW with iMSDEこれ完璧ですね。3D-FSE(VFA)に血管などの動くものを排除する傾斜磁場を印加します。TEが少し延長しますが、血管が綺麗に抜けています。素晴らしいです。

DSC02447
3D SHINKEI これもiMSDEを応用した例ですが、本当に素晴らしく綺麗です。何度も拝見していますが、これを見たら臨床の先生は全例これを撮影したいと絶対言うでしょうね。それくらいインパクトがあります。

DSC02454
従来より、CTと放射線治療計画装置は伝統的なのですが、CTはコントラスト分解能が非常に悪い。X線も使うということで、放射線を嫌うヨーロッパでは、おそらく早くから、MRIの放射線治療領域の活用を考えていたのでしょう。治療の体位と同じように撮影する工夫が必要となります。腹部の吊り下げはDWIBSにも応用できそうです。

DSC02455
皆さん、これわかりますか?MRIですよ。向かって左がMRI、右はCTです。すごい技術ですね。MRCAT画像と呼びます。治療計画に用います。

DSC02456

MRCAT画像はご覧のようなアルゴリズムで作成します。mDixon法を使います。MRCATのCT Like画像は凄いですね。

DSC02459
シーメンス同様Multi-Band SENSE が可能です。昔のGE社のPOMPです。EPIで使うとすれば、同時に2スライス撮影できるので、同じ撮影時間で、2倍のスライス枚数が取得できます。Multiband factorは2, 4, in plane SENSEも併用でき、キャリブレーションスキャンは元画像がEPIなので、EPIベースで撮影しB0 MAPで補正します。

DSC02464

それを応用して他断面のfunctional MRIが撮影できるし、より多軸のDTIが撮影できます。DWIBSにも応用できないのでしょうか?気になります。今年のRSNAではまたどんな情報が飛び出すか?楽しみです。

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Takahashi Mitsuyuki

Takahashi Mitsuyuki国家公務員共済組合連合会横浜栄共済病院放射線技術科

投稿者プロフィール

診療放射線技師歴はとうとう31年となりました。現在は病院の技師長職を行っています。お昼の食事交代や、夏休みなど、人が足らない時にMRI業務をおこなっています。今でもMRIをやっていると、新しい発見があります。そして興奮します(笑) 。このブログを通して少しでもMRIの魅力を皆さまにお伝えしたいと思います。そして、皆さんと是非繋がっていきたいと思います。facebookページの紹介文もメインで担当しています。宜しくお願いします。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

MRIfan.netからのメルマガを受け取る!

*メールアドレス
*お名前(姓)
*種別

おすすめ記事

  1. DWIBSの撮像プロトコールについて、どこにあるかわかりにくいので、このページにまとめてリンクを記載…
  2. DWIBSの撮像断面は、横断像ですか?冠状断ですか? DWIBS検査を行っている技師のみなさん、D…
  3. (追加・修正)Philipsのスライス厚(Package 1のとき)を修正しました。また、IR pu…
  4. 第52回日本医学放射線学会・秋季臨床大会(中島康雄大会長)の、ザイオソフトイブニングセミナーにおいて…
  5. 本日は、MRIの話ではないのですが、第52回日本医学放射線学会・秋季臨床大会(中島康雄大会長・新宿)…

プレスリリース

登録されているプレスリリースはございません。

Facebookもチェック!

話題をチェック!

  1. 2016-3-15

    安全管理ーMRI編ー 事故を起こさないために

    【これはMRI創意工夫懇話会(2017年2月17日)に行われたミニレクチャーの一部をMRIfan.n…
  2. 2018-4-9

    Web議論の場 〜 ecasebookの運用について

    副編集長の高橋でです。 新年度を向かえ、またJRCの総会も近づいてきて皆さん張り切っていらっしゃる…
  3. 2017-10-19

    検像運用について

     はじめに まだフィルム運用のころ,一般撮影のみならず、放射線検査においては撮影条件を駆使してよい…
ページ上部へ戻る