はじめに
香川県高松市にある高松画像診断クリニック 放射線科で勤務しております香川福宏と申します。
先日、大手前病院の塚本一真氏からバトンを受け取りました。ここ3年くらい連絡がない方から連絡が来ると、なぜか身構えてしまうものですね(笑)。
塚本氏とは前の職場の後輩であり、同じ短大の出身というのもあり可愛がっていました。
彼は、何でも熱心に取り組む姿が素敵で、これからますます偉大になってくれることを期待しております。
MRI fanの記事で執筆者の皆さまが偉大過ぎて、自分自身がここで記事を書いていいのかと自問自答しつつ、このような場を与えて頂いたことに感謝し執筆したいと思います。
自己紹介
診療放射線技師になり、はや19年目を迎えようとしています。
出身は名前の通り香川県です。
2003年に川崎医療短期大学(現、川崎医療福祉大学)を卒業し、地元に帰り脳神経外科専門病院で10年間勤務したのち、国立病院機構で3年と少し働いてから、現職塲である高松画像診断クリニックで勤務しております。現在勤務しているのがクリニックということもあり、診療放射線技師3名、臨床検査技師2名、計5名で検査をまわして放射線管理業務など多数の業務をこなしています。管理的な事を今まで経験してこなかったので結構苦労しております。
当クリニックには、現在、1.5T MRI 2台(GE社製、Canon社製)、64列CT 1台、一般撮影、マンモグラフィ、超音波装置を備えています。
他院から画像診断の紹介を受ける放射線科専門のクリニックと並行して、一般の外来診療も行っており日々忙しく過ごしています。
私事ですが、昨年度、放送大学を利用し、学位授与機構に申請し保健衛生学士を取得しました。思い立ってから約6年かかってしまいましたが、やっと長年の夢を叶えられました。
年に1度は全国大会で発表しようと考えておりますので、どこかの学会でお会いした際はそれとなく優しくお声掛けいただければ幸いです。《 高松画像診断クリニックを正面から見た感じ 》
MRIとの出会い
学生時代MRIの講義・臨床実習がありましたが、歳差運動とか磁気モーメントとかというフレーズは勉強したものの目には全然見えないし、正直全く興味がありませんでした。
卒業して最初就職した脳神経外科病院では、ほぼ外来はMRIメインの診療でMRI装置を3台有しており、そこでMRIとは何ぞやという基礎から臨床まで幅広く教えて頂きました。
その先輩方に感謝でいっぱいです。
今思えば、1台のMRIが更新される際に、技師歴5年目という若者に担当を割り与えて頂いたのが、MRIにドはまりするきっかけになりました。
MRIの原理からそれぞれのプロトコルの組み立てを行っていくうちに、自分で何とか知識を増やさなければならないと思いました。
MRIの原理を追求するために、幾度となくMR学会主催のMR入門講座をはじめとし、基礎講座、実践講座などに参加しました。
また、学会の教育講演への参加により勉学に励んだこともあり、基礎の理解が深まったのかもしれません。何度も同じ内容の講義を聞くというのも復習になり解らないことが、自然と解ってくるようになる(ここが自分ならではのみそ)。
そこで、日本磁気共鳴専門技術者へのチャレンジでした。2度失敗しましたが、資格を取得できました。
目標に達せたというのもこれからの自分のモチベーションのアップにつながると信じています。
最初に就職した病院がGE・SIEMENS・Philipsの装置、次の国立病院機構で使用していた装置が、当時TOSHIBA・SIEMENSの装置で、今現在、GE・Canonの装置となります。
これだけの装置の使用経験があるというのも、自分自身の技師人生において貴重なものとなっております。それぞれのメーカーのユーザーミーティングに参加できるという利点もあります。
現在、圧縮センシングやAIなど新しいアプリが登場してきていますが、当院の装置には新しいアプリは搭載されておりません。
搭載されているアプリケーションで、いかに放射線科の先生の読影にたえうる画像を提供できるか、また、画像検査をオーダーしていただいている臨床医の皆様に的確な画像を提供できるか、患者さんにも楽に検査をしていただけるかをモットーに日々奮闘し、診断可能な画像を提供しています。
ここ最近、COVID-19の影響で勉強会や学会などが中止もしくはWeb開催、ハイブリッド開催となっております。
勉強会や学会の時の懇親会、いわゆる飲み会で、自分が知らない情報を手に入れたり、こんな工夫をしているんだという新たな発見が生まれたりする場所だと私自身思っております。
一日もはやく落ち着いていろんな事が出来るのが待ち遠しくて仕方ありません。
趣味
私の趣味は、マラソン、登山、競馬です。
『かめおかrunラン倶楽部』というマラソンチームを結成し、香川県開催の大会を中心として、ハーフマラソンをはじめ、10kmの部、リレーマラソンなど年間約8~9個の大会に出場しています。
小豆島などは起伏の激しい長い道のりなので、日々の練習も欠かせません。
休日になると早朝より10km目指し、我が息子と共に走っています。
結婚してから体型維持のために走ろうと思い立ち始めた行動なので、経験はまだまだ浅いですが、沿道で応援してくれている方々の声を聴くとパワーにもなりますし、特にゴールした瞬間の気持ちよさが何とも言えません。
チームメイトと走っていると意地でも自分の目標タイムでゴールしようと、、、だからしんどくても走り続けられるのかもしれません。
《完走した後に撮影した写真》
また、一生に一度は富士山に登りたくて、一昨年登頂しました。
富士山に登るために、何度か近隣の山を登り調整も続けてきました。自分が雨男なのか、麓についてから下山するまで雨がやむことなく絶景であろう山頂からの景色、ご来光を拝むことが出来ませんでしたが、ある意味記憶に残る登山となりました。
次こそは、絶景が眺められることを期待して登りたいです。
《富士山に登頂する前に撮影》
次回のRADっていいともは…
おさか脳神経外科病院の宮武 祐士さんを紹介します。彼は、私が最初に働いていた病院の後輩であり、最も頼れる後輩です。
MRIのユーザーミーティングの代表、県技師会の理事もされており、色んなノウハウを持ってる方です。
日本磁気共鳴専門技術者の上級認定者で更新されたとのことで、楽しませてくれる文章を期待しています。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。