静磁場均一性 (せいじばきんいつせい:homogeneity of static magnetic field)
静磁場強度の空間的な均一の程度。一般には、一定容積内(直径20cm球体など)の静磁場強度の最大値と最小値の差、もしくは標準偏差値を基準磁場強度で割ってppm単位で表す(ppm on 20cm DSV:半径20cmの球体内)。均一度が低いと共鳴周波数に幅ができ、分解能が低下したり、画像に歪みを生じる原因となる。特に、GRE法の場合は撮像領域内の広い範囲にわたって高い均一性が求められる。主マグネットのタイプ別に静磁場均一性をみると、超電導磁石が最も優れており数ppm以下、永久磁石と常電導磁石は数10ppm程度である。(石森文朗)
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