スピン (スピン:spin)
量子力学において、素粒子の自転する性質をスピン磁気モーメントまたは単にスピンとよぶ。MRIにおいては特に原子核の核スピンが重要であり、これが磁気共鳴現象の基礎となっている。電子の動きを原子核の周りの回転運動とするモデルを考えると、磁気量子数は原子の周りを回っている原子自身の自転(スピン)というモデルで考えられるため、スピンと名付けられている。原子核のスピンは原子のそれよりも約1/1000小さい。磁気モーメントの大きさと向きを考慮したモデルを考えるとき、これを磁気ベクトルとよぶ。(石森文朗)
→スピン
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