水・脂肪分離画像 （みずしぼうぶんりがぞう:water/fat saparated image）
人体内のプロトンの多くは-OH基あるいは-CH2-基の形で存在する。前者は水を構成し、後者は脂肪を構成する。両者は化学シフト現象によって、共鳴周波数に約3.5ppmのずれがある。この差を利用してプロトンから発するMR信号を、水と脂肪を別々に画像化したものが水・脂肪分離画像である。その具体的方法としてDixon法が知られている。また、この分離画像を得るためには、静磁場に両者の化学シフト量以下の高い均一性が要求される。→ DIXON法 （石森文朗）
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
おすすめ記事
-
2023/12/3
呼吸同期成功へのノンテクニカルメソッド〜スキャン前の心得〜はじめに「そのMRCP、もう少し綺麗にできませんか？」 みなさまのご施設でも呼吸同期MRI、… -
<新企画>「撮像のワンポイントアドバイス」 各地から新編集委員が集いMRIfan… -
2023/11/1
骨盤臓器脱のCineシーケンスについてはじめまして。MRIfan.net新編集委員の昭和大学藤が丘病院の秋葉 泰紀と申します。今回は、骨… -
前回の記事では、Fast 3D Wheelを用いることで、ルーチン頭部MRAがわずか２分半で撮像で… -
2024/7/26
検査前に名乗りましょうこの記事をお読みいただいている皆さんは、病気で診察を受けたり、入院したことありませんか？ 『〇〇科…
この記事へのコメントはありません。