水・脂肪分離画像 (みずしぼうぶんりがぞう:water/fat saparated image)
人体内のプロトンの多くは-OH基あるいは-CH2-基の形で存在する。前者は水を構成し、後者は脂肪を構成する。両者は化学シフト現象によって、共鳴周波数に約3.5ppmのずれがある。この差を利用してプロトンから発するMR信号を、水と脂肪を別々に画像化したものが水・脂肪分離画像である。その具体的方法としてDixon法が知られている。また、この分離画像を得るためには、静磁場に両者の化学シフト量以下の高い均一性が要求される。→ DIXON法 (石森文朗)
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