MR学会 GEユーザー懇親会   超・盛り上がり報告!

イブニングセミナー後のGEユーザー懇親会

MR学会中の、GEユーザー懇親会にお伺いしました。最近、GE装置も使うようになったし〜と思ったので行ったのですが、歓待をいただきありがたかったです。こんなに多くの皆さんと交流ができました!(あれ?気づいたら全員男性〜男子校みたいですね!)

そのなかで今回は3人の技師さんを紹介したいと思います。最初のはSNOWです。すみません(笑)

加藤広士さん(新別府病院、大分):眼からうろこのアイデアを教えてくれた、工夫大好き技師さん。

最初にご紹介するのは、新別府病院の加藤広士さんです(上の写真で左端)。加藤さんは、以前から私の講演をよく聞いてくださっているとのことでした。アイデアマンで、今度MRIfan.netに投稿予定の内容を教えてもらったのですが、あっと驚く楽しいものでした。

両手の撮影をするときに、片手分(だけ)のsmall FOVで撮影できる工夫です。大きなFOVで撮影しないと折り返しが発生しますが、これを小さなFOVで、それもNo phase wrapを使わずに撮影できるのです。

たしかに!こんな簡単なアイデアで実現するんだと、びっくりしました。a-ha! 体験〜。MRIfanでの続報を楽しみにしてくださいね。

宮崎研一さん(焼津市立病院、静岡):病理の経験を活かしてMRIを担当している臨床検査技師さん。

次は、最近DWIBSの導入を行い、その様子が焼津市の市政報告にも紹介されたという、八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍をされている宮崎さんです(上の写真中央)。

彼は、実は診療放射線技師ではなくて、臨床検査技師です。臨床検査技師にMRIの撮影資格はありますが、一般的にMRIといえば放射線技師なので、MRIを担当している臨床検査技師はごくまれです。たまに参加のチャンスがあっても「別に(君たち臨床検査の人が)MRIに来なくてもいいよ」と言われたりしますから、なかなか臨床検査技師さんがこの領域に入ってくるのは大変です。

それを知っているのでそのあたりについて聞いてみると、やはりだいぶ苦労はされたようでした。ただ、臨床検査で病理を相当勉強したので、「MRIで病態に迫りたい」という強い思いがあり、チャンスを与えてもらって努力しているうちに診療放射線技師にも認められ、とうとうMRIの一員としてやっていけることになったようです。DWIBS導入をして病院の赤字を減らすことが出来た成果をBodyDWI研究会で発表してもらいましたが、非常に受けていました(動画で見れるので御覧ください=会員のみ)。

木下友都さん(上尾総合病院、埼玉):若いときの苦い経験から、検査中にMR画像をしっかり見ながら仕事をしている努力家。

木下さんは、石川応樹さんとともに上尾総合病院のMRI部門で働いています。技師として仕事を始めたころの苦い経験を、お酒を飲みながら話してくれました。

彼は就職してすぐに、腹痛で来院した患者さんの腹部単純X線写真の撮影を担当しました。実はその患者さんには消化管穿孔があり、その後診断が遅れたことが原因して亡くなってしまったそうです。そのX線写真にはfree air(=消化管穿孔のサイン)が写っていたのですが、駆け出しの彼にはそれを見つけることはできませんでした。

もちろんこれは、診断医のミスでもあります。しかし後で写真を見た、消化器外科の専門医から、「技師なのにfree airが見つけられないんだ」と言われ、直接の原因ではないものの、真面目な彼は責任を感じて、大変ショックを受けたそうです。それ以来、MRI撮影中に画像を見て、病変をできるだけ見いだせるように努力しているとのこと。この重要性は僕も常々感じているところでした。「ぜひ頑張って欲しい」とエールを送りました。

イブニングセミナー

イブニングセミナーって、皆が夕ご飯に行ってしまう時間なので、会場は割と人が少なくて寂しい雰囲気であることが多いですよね。ところがもう超大混雑(@@)

セミナーのタイトルがまためずらしく、「GEのカスタマー・サポートとコラボレーション」でした。イブニングセミナーは、偉い先生を招いて、ちょっと宣伝ぽくやるのが普通ですから、これは大変ユニーク!聞いたことが無い企画です。それがズバリ当たったということでしょう。

そして(私にとってとくにうれしいことに)、内容がほとんどDWIBSの話しだったのに、250人余りの人で会場が埋め尽くされていて満席かつ立ち見の状態だったのです。その熱気には本当に驚きました。

会場に向かう道中で友人とすれ違い、「お久しぶりばなし」を数回繰り返したため到着が遅れ、GEの中上将司さん(第1演者)がカスタマー・サポートについて熱く語ってくれた部分が聞けなかったのが残念。

しかしその後の太田詞也さん(勤医協中病院、札幌)、また堀大樹さん(新百合ヶ丘総合病院、神奈川)のエキサイティングなお話を聞かせて頂きました。導入時苦労したけれど検査が増えていること、またGE DWIBS研究会をすでに7回も行い、細かい機種(性能・装備)ごとにパラメーターを考えていること、開催の度に参加者が増えていることなどに感銘を受けました。またGE井下浩行さんから、DV26の新しいポイントをご紹介いただき、とくにSSGRができるようになったのでまた研究が楽しみだと言うお話をいただきました。

最後に高橋光幸さんに突然指名されたので、この会で感じた熱気や、普段から考えていることなど話させていただきました!GEユーザーの結束はすごいです。これからも皆さんがんばってください!

番外編:中上さんからのメール

その後、GE DWIBS研究会で中心になって活動している高橋光幸さんが、GE中上さんに、その時の写真がないか聞いてくれたようです。その返信が僕にも返ってきたのですが、とても素晴らしかったので共有します。GEはとてもすばらしい取り組みをしましたね。

高橋光幸様

MR学会では、イブニングセミナーの座長どうもありがとうございました。

イブニングセミナーであれほど人が集まったことは、これまでの私のMR学会参加の中でも記憶にありません。これもひとえに高橋様のこれまでのGE DWIBS研究会の活動と、周りの若い人たちを引っ張って頂いているリーダーシップのおかげだと感謝いたしております。

写真につきましては、私は撮影できていないのでいま手元にないのですが、なるべく早く共有できるよう対応いたしますので少しお待ちください。

 

高原太郎先生、

MRIfan.netの記事拝見しました。GE DWIBS研究会の活動を始めてから私自身も非常に多くのアツい想いを持ったGEユーザーの方々と出会うことができ、日々楽しく仕事をさせて頂いております。このように記事に取り上げて頂けたり、Body DWI研究会で発表の場を頂いたりすることで多くの技師さんのモチベーションを上げてくれると思いますので、引き続きご指導賜りますと幸いです。

 

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tarorin

tarorin東海大学工学部 医用生体工学科 教授

投稿者プロフィール

MRIの撮像・フィルム焼き・患者導入に従事していた経験を活かし、企・技・医の中間の立ち位置を大切にしています。モットーは研究結果を中立的に判断すること、皆で研究成果を愉しむことです。

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