常磁性体 (じょうじせいたい:resistive magnetic substance)

磁場の中に置かれた場合、磁場と同方向に磁化されるが、磁場を取り除くと磁化が消失する物質。スピン量子数が0でない核種(1H、31Pなど)や不対電子対をもつ遷移金属イオン(Cr3+,Mn2+,Fe2+,Fe3+,Gd3+など)が常磁性体に含まれる。遷移金属イオンは磁性造影剤として用いられる。常磁性体の中で特に強く磁化されるものを超常磁性体(superparamagnetic substance)とよぶ。常磁性や反磁性は可逆的な性質で、磁場を取り去ると磁性は失われる。(石森文朗)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

MRIfan.netからのメルマガを受け取る!

*メールアドレス
*お名前(姓)
*種別

おすすめ記事

  1. インナービジョン編集部(三橋 信宏(みつはし のぶひろ)編集長)様のご厚意で、2001年のインナービ…
  2. また痛ましい事故が起きてしまいました 『MRIの作動で発生した強い磁力によって、横に置かれていた酸…
  3. はじめに みなさま、はじめまして。東筑病院 野中 康行 と申します。 東筑病院は福岡県北九州市に…
  4. はじめに 兵庫県立がんセンターの重永裕さんよりバトンをいただいた近畿大学奈良病院の三阪知史と…
  5. キヤノンメディカルシステムズ株式会社より「Advanced Imaging Seminar 2022…

プレスリリース

登録されているプレスリリースはございません。

Facebookもチェック!

話題をチェック!

  1. 2019-1-12

    ペースメーカ本体(ジェネレーター)の型番だけで、MRIの安全性を判断しないでください!!

    心臓ペースメーカの構造って? 一口に心臓ペースメーカといっても、下図に示すようにペースメーカ本体(…

年別アーカイブ

ページ上部へ戻る