持続グルコース測定器(CGM・FGM)をご存じですか?

持続グルコース測定器(CGM・FGM)をご存じですか?

※Continuous Glucose Monitoring:CGM

 Flash Glucose Monitoring:FGM

この測定器は、小さな針状のセンサーで皮下の間質液中のグルコース濃度を測定し、トランスミッターを用いて外部にデータを送信することができます。継続的にグルコース濃度を測定する事で、血糖の変動傾向を把握でき、糖尿病の治療に大変役に立ちます。

公益社団法人 日本糖尿病協会 製品ごとの取り扱い一覧リーフレットより

 

持続グルコース測定器(CGM・FGM)を使用する患者数は年々増加しています。これまでは1型糖尿病患者に限られていましたが、2020年より2型糖尿病患者への保険適用がされたことにより、ユーザー増加に拍車がかかりそうです。発売当初の持続グルコース測定器はfreestyleリブレ一択でした。最近は日本メドトロニックやテルモ / デクスコムからも新製品が発売されており、測定結果をスマホアプリと連携するなど便利な機能が搭載されています。

 

そんな便利な医療機器なのですが、放射線科の検査では注意が必要です。

添付文書によると、『システムの性能に対する影響が評価されていないため、X線、MRI、CTスキャンなどの検査予約がある場合には、使用しているセンサーを取り外し検査終了後に新しいものを装着してください(freestyleリブレより)』との記載があります。

日本糖尿病協会でもリーフレットにて注意喚起を行っています。

https://www.nittokyo.or.jp/uploads/files/cgm_mri_2_2020.pdf

特にMRI検査においては、測定器内の電子部品や電池、皮下に刺入されるセンサーがあるため、機器の損傷や装着部位の熱傷の可能性があります。磁場や高周波による測定データの破損などもあるため、検査時には測定器の取り外しが必要です。検査前には持続グルコース測定器を装着していないかどうかの確認をしてください。

なお、持続グルコース測定器を装着している医療スタッフや付き添う方がMRI検査室内に入る場合も、同様に測定器を取り外す必要があります。

これらの測定器を装着している方に安全に検査を受けてもらうためにも、関係する部署を含めた院内勉強会を開催して、知識や情報の共有を図りましょう。

 

一般財団法人 温知会 会津中央病院 放射線科 小沼 慎一郎

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oct山形県立新庄病院 放射線部 診療放射線主査

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