シムコイル (シムコイル:shim coil)
静磁場の空間的な不均一を改善するために補正磁場を発生させる調整用コイル。このコイルに流す電流値の調整によりシミングを行う。通常、主磁石本体に独立した10~20数個の多チャンネルシムコイルが配置されている。たいていのMRSの測定ではデータの採取に先立ち、さらに注意深いシミングがなされ、この処理は手動または自動で行われ、完了するのに3~10分程度を要する。シムコイルには常電導コイルと超電導コイルあるいは両者が用いられる。(石森文朗)
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