cross-talk artifact (クロストークアーチファクト: cross-talk artifact)

MRIにおいて、隣り合うスライス間で起こる干渉のこと。クロストークは、RFパルスが時間的制限のため本質的に完全矩形波ではなく、スライスも矩形とならないために生ずる。そのためスライス間隔が狭いときは、ひとつのスライスを励起するためのRFパルスによって、隣のスライスのプロトンも励起されるの で、その辺縁が重なることになる。実際のMRIではスライス間隔を十分に取ることによって、SNRを増加させ、クロストークによるアーチファクトを軽減できる。 (石森文朗)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

MRIfan.netからのメルマガを受け取る!

※以下ドメインメールアドレスはプロバイダのフィルタが厳しく、到達率が低下しております。
確実なメール受信の為に、GmailもしくはYahooアドレスでの登録を推奨しております。

@icloud.com @me.com @mac.com @hotmail.com

*メールアドレス
*お名前(姓)
*種別

おすすめ記事

  1. (追加・修正)Philipsのスライス厚(Package 1のとき)を修正しました。また、IR pu…
  2. 皆様こんにちは。MRI fan.net編集委員 茨城県西部メディカルセンターの飛田と申します。今回…
  3. <新企画>「撮像のワンポイントアドバイス」 ★〜★★★までの難易度を設定し、M…
  4. はじめまして。MRIfan.net新編集委員の昭和大学藤が丘病院の秋葉 泰紀と申します。今回は、骨…
  5. MRI装置は各メーカーごと独自の手法により様々な画像を描出することができますね。 非造影が得意な装…

プレスリリース

登録されているプレスリリースはございません。

Facebookもチェック!

話題をチェック!

  1. 2019-1-12

    ペースメーカ本体(ジェネレーター)の型番だけで、MRIの安全性を判断しないでください!!

    心臓ペースメーカの構造って? 一口に心臓ペースメーカといっても、下図に示すようにペースメーカ本体(…

年別アーカイブ

ページ上部へ戻る