化学シフトアーチファクト (かがくシフトアーチファクト:chemical shift artifact)
化学シフトによる周波数成分の違いが、周波数エンコード方向の位置の変化として現れたものを、化学シフトアーチファクトとよぶ。自由水を大量に含む組織と脂肪組織の境界面に帯状の信号欠損もしくは高信号域として認められる。これは静磁場強度に比例、周波数エンコード方向の傾斜磁場強度に反比例して顕著となる。位相軸と周波数軸を入れ替える、あるいは周波数エンコードの磁場勾配を逆方向にすることによって、アーチファクトの発生する方向を変えて重なり障害を防ぐことができる。(石森文朗)
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