化学シフト (かがくシフト:chemical shift)
磁気共鳴現象において、ある原子が化学結合している場合、相手原子との共有電子による遮蔽効果のために共鳴周波数の値はわずかに低い値にずれている。これを化学シフトといい、その大きさを周波数で表す。また、シフト量を静磁場強度に対する本来のラーモア周波数で割って100万分の1(ppm)で表すこともある。水の中の水素原子と脂肪族分子の中の炭素に結合した水素原子では3~5ppmのシフトがある。(石森文朗)
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