FLAIR (FLAIR:fluid attenuated IR)

フレアー法は、IR法における反転時間(T1)をCSFの磁化がゼロ点を通る時間(2000ミリ秒程度)に設定してCSF信号を抑制する撮像法である。TRを長く取る必要があるため(撮影時間が長くなるので)通常のIR法では用いられなかったが、FastSE法を採用したTurbo-FLAIRにより実用化した。繰り返し時間(5000ミリ秒程度)に比べて反転時間が長いが、シーケンスデザインの工夫により十分なマルチスライスが得られるようになった。T2強調像においてCSFと区別しにくい高信号病変や、病変と脳室との境界の判別に有効であるとされている。 (石森 文郎)

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

MRIfan.netからのメルマガを受け取る!

※以下ドメインメールアドレスはプロバイダのフィルタが厳しく、到達率が低下しております。
確実なメール受信の為に、GmailもしくはYahooアドレスでの登録を推奨しております。

@icloud.com @me.com @mac.com @hotmail.com

*メールアドレス
*お名前(姓)
*種別

おすすめ記事

  1. (追加・修正)Philipsのスライス厚(Package 1のとき)を修正しました。また、IR pu…
  2.  皆さんこんにちは。MRIfan.netの編集委員を務めております市立角館総合病院の千葉と申します…
  3. <新企画>「撮像のワンポイントアドバイス」 ★~★★★までの難易度を設定し、MRIにおける基…
  4. MRIfan.net編集委員を務めさせていただいている等潤病院の鈴木大介です。 アキレス腱の…
  5. <新企画>「撮像のワンポイントアドバイス」 ★〜★★★までの難易度を設定し、M…

プレスリリース

登録されているプレスリリースはございません。

Facebookもチェック!

話題をチェック!

  1. 2019-1-12

    ペースメーカ本体(ジェネレーター)の型番だけで、MRIの安全性を判断しないでください!!

    心臓ペースメーカの構造って? 一口に心臓ペースメーカといっても、下図に示すようにペースメーカ本体(…

年別アーカイブ

ページ上部へ戻る