相関 (そうかん:correlation)
二つの独立した事象が起こる確率がどのように関係しあってるのかを示す概念。二つのスピンがあったとき、ひとつのスピンが反転したことによって他方のスピンがすぐ影響されるとすれば、二つのスピンの相関が強いという。また、ひとつのスピンの状態がたとえば上向きであったとき、時間的に後の状態が元の状態と強く関係している(影響が強く残っている)ときにも、二つの状態は相関が強いという(時間相関または自己相関)。磁気緩和はスピンの状態がどのように継続し、伝わっていくのかの速さを示すものであり、この相関を用いて説明される。(石森文朗)
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。