surface coil (ひょうめんコイル:surface coil)

微弱なエコー信号を効率よく検出するために用いられ、被験者の体表に接して使用する受信専用のコイル。信号発生源から近いため減衰の少ない信号を得ることができるが、視野の直径と深さが制限され、いずれもおよそコイルの直径の範囲となる。眼球・顎関節・肩関節・膝関節・腰椎など限られた範囲をより明瞭に描出するための専用コイルが作られている。さらに、特殊な表面コイルに体腔内コイルがある。これは、直腸などに挿入して利用するものである。表面コイルを用いて撮影すれば、高S/N比の良好なMR画像の撮影が得られるが、撮像領域には制限がある。(石森文朗)

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