拡散(強調)画像 (かくさん(きょうちょう)がぞう:diffusion (weighted) image)
通常用いられるSE法のパルス系列では拡散による信号の減衰は無視できるが、大きな傾斜磁場が長時間にわたって印加されると、その間の各磁化ベクトルの移動によって生じる位相のずれが無視できなくなり、拡散が活発な領域ほど低信号として現れる。こうして得られた画像を拡散強調画像とよぶことがある。また、SE法のパルス系列において、傾斜磁場の強さや印加時間を変えることによりディフェージングの効果を付けて得られた複数の画像から、見かけ上の拡散係数を求めて画像化することができ、これを拡散(係数)画像とよぶ。(石森文朗)
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