RARE法 (RARE:rapid acquisition with relaxation enhancement)
FastSE法の基礎となったシーケンス。ターボスピンエコー法(TSE)、ファストスピンエコー法(FSE)ともいう。マルチスピンエコー法で発生させたエコー信号にそれぞれ異なる位相エンコードを行い、1枚の画像化に必要なエコー信号を1回のTRの中で複数個収集する方法。これによって、従来のスピンエコー法よりスキャン時間をマルチエコーの個数(エコートレイン数:ETL)倍だけ短縮できる。異なるエコー時間を持った複数の信号から画像を作るため、画像コントラストを判断する手がかりとして実効TEというパラメータが定義される。スピンエコー法より脂肪組織の信号が高くなることと、磁化率の違いが反映されにくいことなどの特徴がある。(Siemens)(石森文朗)
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