Larmor frequency (ラーモアしゅうはすう: Larmor frequency)
ラーモア周波数(物質の共鳴周波数)。一定磁場強度の外部静磁場中に置かれた核スピンは、歳差運動とよばれる回転運動をしている。その歳差運動の周波数ωは、静磁場強度Boと原子核自身の持つ物理定数である磁気回転比γの積として定義され、ラーモア周波数とよばれる。例えばプロトンの共鳴周波数は、静磁場が1.5Tのとき次式で表される。 fo=42.58(MHz/T)×1.5T=63.9(MHz) wo=2πfo=4.0×106(rad/sec)
MRシステムでは、この等式を使ってプロトンの空間的ロケーションを判定する。高精度に制御された傾斜磁場によって磁場の強さを変化 させると、撮像されるプロトンのラーモア周波数も変化する。 (石森文朗)
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