tilted optimized non-saturated excitation, ramped RF (TONE:tilted optimized non-saturated excitation, ramped RF)
3次元のTOF-MRAの際、RFパルスによる飽和を防ぎMRAを高画質化する目的で、RFパルスの形を工夫する技術。血流が撮像領域を通過する際に生じる信号低下を補正するRFパルスを使用し、末梢血流そのものの描出能を向上する。MRAの血流信号は撮像領域に流れ込んでくるRFパルスを受けていない血液の信号強度に依存し、また流入後RFパルスを受けることによって信号が減衰する。したがって、3次元スラブ内の血流の上流側でRFパルスの強さ(フリップ角)を小さくし、飽和による血流信号の低下を防いでやれば、より均一性の高い血管像が得られる。
(石森文朗)
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