SPIO (super paramagnetic iron oxide)

肝特異性造影剤の一種。投与後、主として肝臓に存在する細網内皮系組織(Kupffer細胞)に特異的に取り込まれ、肝悪性腫瘍とKupffer細胞を有する周囲肝組織との間にコントラストを生じさせ、病巣検出能を向上させる。SPIO造影剤は強いT2、T2*短縮効果により画像信号を低下させるため、陰性造影剤としての作用が強いが、T1短縮効果(低磁場装置の方が短縮効果は大きい)もGd製剤と比べて強く、陽性造影剤としての使用も可能である。(石森文朗)

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